ワーホリ2年目or帰国 問題
2014年8月1日~3日(渡豪6か月目・ラウンド2か月目)のやりとり。
柴山→田村さん
田村さん
こんにちは。柴山です。
最近しょっちゅうメールしてすいません。
最近は週単位、いや、日単位で新しい課題が現れるのです。
まず簡単に近況報告ですが、Donnybrook から Pemberton のバッパーに移動して、ようやく仕事ゲットしました!時給21ドル!週6日!
今回は、3日待っただけで仕事が始まりました。本当に移動してよかったですよ。
バッパーの雰囲気もすごくいいです。愉快なイタリア人が多くて、話しやすいです。
とはいえ、自分の仕事は遅いためひょっとしたらクビになるかも。まだ油断はできないのです。
今回相談したいのは、かなり気が早いのですが「セカンドをいつ使うか」です。
申し訳ありませんが、いつもより長文になります。また、自分でも頭の整理がついてないので、ゴチャゴチャしてます。すいません。
まず、なんで早くもこんなことを考えているかについてです。
ご存知かもしれませんが、中島さんのパーティーと一風堂のタイアップ企画が持ち上がっておりまして、これはプルーニングなんかしてるよりも面白そうだということで、ぜひ幹事として参加したいと思っています。
その話し合いのために、1000ドルくらい貯まりしだい、シドニーに帰るつもりでいます。
ラウンド中にシドニーに帰るのはもったいないと思われるかもしれませんが、シドニーにラウンドしに行く、くらいの気持ちでいます。
それとは別に、11月と12月に NSW 州の Dubbo という町で、 WWOOF 兼 カフェのオファーをもらっており、電話で話した限りとても優しい人だったのと、カフェの手伝いは夢だったので、これにも絶対に行きたいと思っています。
そうすると、パーティーは1月にやるのかな、と考えています。
まあ、正直こんなうまくいくとは思っていません。パーティーの話が流れる可能性がありますし、WWOOF も突然「他の人を受け入れることにした」と言われるかもしれません。
ただ、いずれにしても、自分のワーホリってやりたいことをあと2個やるだけで終わっちゃうんだと、短さを実感しました。まだラウンド始めたばっかりなのに。
また、パーティーも WWOOF もどうしてもやりたいことですが、もし仮に両方ともやれて、全て計画通り進んで1年目が終わったら、それはそれでつまらないなー、とも思うのです。もっと流れに身を任せてラウンドするつもりだったので。
この前アップされた S.Naomi さんの体験談は、それがテーマでしたよね。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
そんなことを考えていると、「セカンドは将来使うつもりだったけど、すぐに使うのもアリかも」という考えに至り、その答えがわからず今悩んでいます。
「すぐに使いたい!」というほど強い気持ちではなく「それもいいな」くらいの気持ちです。
現実的なことを言えば、大学の先生も親も2年連続休学は許してくれなさそうですが、とりあえずそれは排除して、自分の気持ちだけ考えます。
まず思ったのが「それってモラトリアムじゃないの?」ということです。
そもそもワーホリに来たのが、大学院進学or就活の選択に待ったをかけてじっくり考える意味合いが強かったです。でも、もう答えは出ました。大学院には行きません。
答えが出た以上、もう1年やるのは、帰国という現実から逃げてるんじゃないのか?
ゲームオーバーになったから、もう100円チャリンと入れるのと変わらないんじゃないか?
こう聞かれたら、「だってまだまだ楽しみたいんだもん」としか答えられない自分がいます。
じゃあ、楽しかったら続けていいのか? それって、麻薬がやめられないのと同じじゃないの?
などと考えると、一年終わったら帰るべきなのかなと思う自分もいます。
もう1つは「セカンドビザの1年間を、今の自分と5年後の自分のどっちに投資したほうが得か」という問題です。
今の自分に投資するメリットは、より若いうちに海外経験を積める。
5年後の自分に投資するメリットは、日本で社会経験を積んだ後のワーホリだから、将来展望が開きやすい。敢えて打算的に言えば、日本でプロのエンジニアになってからセカンドをうまく使えば、永住権も夢じゃないかも。そこまでいかないにしても、日本で学んだ技術を海外で実践すれば、また違う貴重な何かが得られるかもしれない。
でもよく考えたら、他の国でワーホリすれば、このメリットはカバーできますね。
他には、セカンドをすぐに使わないことで、早く日本に帰り、早く社会経験を積めるというメリットもあります。
シェア探しで田村さんにノウハウを教わって、それをラウンドでも実践して、もう頭のプログラミングが十分書き換えられた気がするので、自分で言うのはおこがましいですが、もう日本に帰っても大丈夫な気もします。
(シェア探しの効果を今になってやっと実感しました。本当にありがとうございます)
だから、2年連続でオーストラリアで楽しんでるよりは、日本に帰って働いたほうが得るものがあるのかもしれません。
そう考えると「セカンドを今使うか将来使うか」という問題は「ワーホリの2年目の1年間と日本での社会経験の1年間のどちらを重視するか」という問題に帰着しました。その判断が出来ずに行き詰まっている状況です。
で、なにかヒントが得られると思って、エッセイ570「逃げ」か?「挑戦」か? を読んでみたところ、今自分が悩んでいるのは「AとBが50:50の場合」のようです。そこには
「心ゆくまで悩んでくださいとしか言えないですね。無責任なようだけど(^^*) 」
と書いてありました(笑)
もう3日くらいずーっと悩みましたが、一向に考えがまとまりません。正しい答えはないと思いますし、もっと言えば、今考えることではないと思うのですが、何かヒントや指針のようなものを頂けると助かります。
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1つついでに。
A僑スレ面白いです!
そして、ビジネスって本当に難しいんですね。
学芸会みたいな遊びでも予想外の壁はたくさん出てくるのに、お金が絡んでくると、もう、なんていうか、すごいとしか言えないです。(日本語のボキャがもっと欲しい…)
プリクラですが、シドニーのシティに日本のゲームセンターが集まってる場所があるのをご存知ですか?
もちろん日本のプリクラもあります。数年型落ちの。そんなに古くないです。太鼓の達人とかもありました。
場所ははっきり覚えてないのですが、George st のすぐ近くです。
もしお二方ともご存知なかったら、絢也さんにお教えください
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全然急ぎの相談ではないので、お時間のあるときにお返事をいただけると嬉しいです。
もしかしたら農家に住み込みで働くかもしれず、返事を頂いてもしばらく見れない可能性があるのでご了承下さい。
田村さんも風邪を引かないように、お体にはお気をつけ下さい。
田村さん→柴山
柴山さん こんちわ~
田村です。
待ってましたの柴山通信ですね。
まず簡単に近況報告ですが、Donnybrook から Pemberton のバッパーに移動して、ようやく仕事ゲットしました!時給21ドル!週6日!
今回は、3日待っただけで仕事が始まりました。本当に移動してよかったですよ。
バッパーの雰囲気もすごくいいです。愉快なイタリア人が多くて、話しやすいです。
これも、あげておきますけど、いいですかね?
皆も、連ドラみたいに楽しみにしてると思うし。
それに、いい教材になってるんだよね、これから行く人にとってみたら。
昔は体験談も何もなく行ってたんだから、それに比べれば気分的には楽でしょう。
ほんでも、なまじそういう例があると引っ張られるという先入観弊害もあるんだ
けど、だからそれを打破するためには、できるだけ多くのパターンを知る方がい
いんだよね。
--------
で、本題。セカンドの使用時期ですね。
>ご存知かもしれませんが、中島さんのパーティーと一風堂のタイアップ企画が持ち上がっておりまして、
あ、それ知らない。
一風堂ってなに?
>ラウンド中にシドニーに帰るのはもったいないと思われるかもしれませんが、シドニーにラウンドしに行く、くらいの気持ちでいます。
なるほど。
確かに面白いよね。でもね、この程度の面白さだったら、今後いくらでもあるし、自分から仕掛けたらもっと出来るよ。
日本にサラリーマンやって、ちょっと捻ったパーティやら合コン企画をやるくらいでもそこそこいけます。
一生レベルで考えてみたら、なんもなーいファームで太陽とともに暮らすという
体験の方がレアだって気がします。
物珍しい度でいえば、このコラボは面白いけど、でもちょい近視眼的な気もします。
>仮に両方ともやれて、全て計画通り進んで1年目が終わったら、それはそれでつまらないなー、とも思うのです。もっと流れに身を任せてラウンドするつもりだったので。この前アップされた S.Naomi さんの体験談は、それがテーマでしたよね。
あ、だからその途上にあると思うえばいんだよね。
今持点では、それをやるぞ!と思ってるんだけど、いざその時期が来たら、全然違った気分や展開になってるという。
だから、鉄板気分でやるぞ!というのが、大きな流れの中での一つの局面に過ぎないと思います。
> まず思ったのが「それってモラトリアムじゃないの?」ということです。
じゃないと思いますね。
>そもそもワーホリに来たのが、大学院進学or就活の選択に待ったをかけてじっくり考える意味合いが強かったです。でも、もう答えは出ました。大学院には行きません。
答えがでた時点で既にモラトリアムではないです。
モラトリアムというのは、答えを出さないための、単なる引き延ばしであり、その非生産性にあると思うのですよ。
その根底にあるのは恐怖心や怠惰心です。夏休みの宿題ですわね。やんなきゃね~って言いながら、やらない。今日は○○だからって言い訳してやらない。
これをモラトリアムという。
答えが出た以上、もう1年やるのは、帰国という現実から逃げてるんじゃないのか?
ゲームオーバーになったから、もう100円チャリンと入れるのと変わらないんじゃないか?
こう聞かれたら、「だってまだまだ楽しみたいんだもん」としか答えられない自分がいます。
じゃあ、楽しかったら続けていいのか? それって、麻薬がやめられないのと同じじゃないの?
へえ、そんなふうに考えるんだ。
要は「おもしろい」「楽しい」の質の問題でしょう。
それを食材だと考えてみた場合、栄養素がどれだけあるか、です。
栄養になるから面白いと思う、学べる、強くなる、視野が広がる、うわおもしれって思うことと、
麻薬的に、なんの栄養素もないのに、それどころか毒ばっかなんだけど、気分がいいからそれでいいやっていうのと
全然違うんじゃないかな。
主観的な快楽ってところだけに焦点を合わせたら、そりゃ似たように見てるかもしれないけど、全体の構造がまるで違う。
それにそんなこと言えば、結婚生活が幸福で楽しいからってそれを続けていくことが「快楽に負けている麻薬的な」ことになっちゃうよ。
★次に二回目の効率的使用法です。
で、なにかヒントが得られると思って、エッセイ570「逃げ」か?「挑戦」か?
を読んでみたところ、今自分が悩んでいるのは「AとBが50:50の場合」のようです。そこには
「心ゆくまで悩んでくださいとしか言えないですね。無責任なようだけど(^^*)」と書いてありました(笑)
そうね、ほんと、悩んでくださいです。
でも、なんで今ここで結論出す必要があるのかい?
まだラウンドもとっかりしかやってないのに。
ここは悩むということをやっておけばいいと思うよ。
答えが出せないくらい難しい問題を悩んでおくと、頭や心が耕されますから。
そこに意味があると思います。
それよりも、気になるのは、あなたはなんでそんなに早めに計画を立てようとするのか?です。
そこに根源的なサムシングがあるのかも?です。
全部決まってないと気持ち悪い症候群というか、全部決めていくのが気持ち良すぎ症候群というか(それこそ麻薬的な)
それがときとして早く決めすぎ、決めつけすぎ、やりすぎてあとで修正効かなくなって、それが例えばシェアアポの実務能力問題とかとつながっているのではないかいな。
あるいは、知らないけど、将棋二段が三段に向かうステップになっているのではないかいな。
うわー、おもしれー、複数の選択肢あるぞ、出てきたぞ、今俺は持ってるぞという選択肢を沢山もってる幸せと快楽を味わっていればいいんじゃないの?
でもって、最終的にどうするかは、「そのときの自分の仕事」でしょ。
未来の自分の仕事を取ってはあかんよ。怒られるよ。
だってさ、ラウンドに行く前の自分に、今の日々を決められたら怒るでしょ?
なんも知らんくせに勝手に決めるなって。
それと同じことちゃうの?
もう1つついでに。
A僑スレ面白いです!
そして、ビジネスって本当に難しいんですね。
いやあ、まだまだっすよ。
このくらいは、建築でいう「マンガ」というラフプランで、真剣にやるともっと構造計算からなにからやっていきますから。
あのくらいのあーでもないとか言ってるのが楽しいんです。
でも、勉強になるでしょ?
「世間で遊ぶ」=仕事って意味がちょいわかってもらえたらうれしいです。
参加してくださいよね。
プリクラですが、シドニーのシティに日本のゲームセンターが集まってる場所があるのをご存知ですか?
もちろん日本のプリクラもあります。数年型落ちの。そんなに古くないです。太鼓の達人とかもありました。
場所ははっきり覚えてないのですが、George st のすぐ近くです。
もしお二方ともご存知なかったら、絢也さんにお教えください
これを自分で書くという手もあるぞよ。
でもジョージストリートって長いし、シティ全部なんだから、大雑把に南とか北とかわかりません?多分、チャイナタウンとタウンホールの間くらいだと思うのだが。
では~
田村
柴山→田村さん
田村さん
柴山です。いつも素早くお返事いただきありがとうございます。
住み込みは始まっていないので、まだ電波が届くところにいます。
待ってましたの柴山通信ですね。
これも、あげておきますけど、いいですかね?
皆も、連ドラみたいに楽しみにしてると思うし。
それに、いい教材になってるんだよね、これから行く人にとってみたら。
掲示板にあげて頂くのは嬉しいですし、それが皆さんのためになるならなおさらですが、そんなに面白いですかね?それほど特別感はないと思うのですが。
と自分で言いつつも、なんとなく面白いっていう理由もわかる気がします。
シドニー1ヶ月半くらいのときに「俺のワーホリ生活って、体験記で読んだほどキラキラしてないな」って悩んでる時期がありました。
最終的に「体験記は週に1回や月に1回くらいの頻度で起こったキラキラエピソードだけをまとめているのであり、それ以外のときは今の僕と同じで、学校とバイトの往復である」という結論に達して納得しました。
多分それと同じ理屈ですね。主観的には、90%の時間は仕事を待っているだけのクソつまらない日々だけど、客観的に見たら「Merredin、Pinjarra、Bunbary、Donnybrook、Pemberton を金欠ながらも果敢に移動し、ついに仕事と安住の地をゲット!」みたいな(笑)
そんな大したことしてないですよ
昔は体験談も何もなく行ってたんだから、それに比べれば気分的には楽でしょう。
ほんでも、なまじそういう例があると引っ張られるという先入観弊害もある
これは渡豪前から気付いていたので、体験談を読むときにあえて地名は気にしないようにしていました。
だから、Merredin というヘンな所に行って失敗するという(笑)
さすがにヤバいと思って、Bunbary の図書館では地名を調べながら体験談を読んじゃいましたけどね。
で、本題。セカンドの使用時期ですね。
一風堂ってなに?
一風堂は博多ラーメンのチェーン店です。全国的に有名で、味もまあまあうまい。シドニーの一風堂の評判は知りませんが、日本では人気です。
だから、「おっ!一風堂とコラボ!?」と驚いたのです。
でもね、この程度の面白さだったら、今後いくらでもあるし、
自分から仕掛けたらもっと出来るよ。
一生レベルで考えてみたら、なんもなーいファームで太陽とともに暮らすという体験の方がレアだって気がします。
当たり前のように
一風堂とコラボ > ファーム
だと思っていたので、この発想はありませんでした。
ここに固定観念(思い込み)があることがわかりました。貴重なご意見ありがとうございます
今持点では、それをやるぞ!と思ってるんだけど、いざその時期が来たら、全然違った気分や展開になってるという。
言われてみれば確かにそうですね。あとになったらモチベーションが落ちてるかもしれないし、もっと面白いことがあるかもしれないですね。
一生レベルで考えてみたら、なんもなーいファームで太陽とともに暮らすという体験の方がレアだって気がします。
これは僕の好みの問題なんですが、大自然に囲まれている状況を特別気持ちいいとは思わないんです。
それよりも「おいしいもの食べたい!」って気持ちだけ。
日本でもシドニーでも、90点のレストランに行くために普段は70点の自炊で我慢してたのに、最近は食費を節約してるから40点の料理しか食べてなくて、ストレスが溜まってます。毎日のように日本のラーメン屋に行く夢を見てます。
だから、ファームの仕事がATMにしか見えないです。
それに88日ルールが足枷になっていて。これがなかったらもっと自由に行動できるのにって最近思うようになりました。
でも、この考えもいつか変わるかもしれませんね。まだ仕事始まったばっかりですし。
主観的な快楽ってところだけに焦点を合わせたら、そりゃ似たように見てるかもしれないけど、全体の構造がまるで違う。
これを読んだときになぜかイマイチ納得できませんでしたが、次を読んだら理由がわかりました。
それにそんなこと言えば、結婚生活が幸福で楽しいからってそれを続けていくことが「快楽に負けている麻薬的な」ことになっちゃうよ。
この部分を読んだときに、「ワーホリと結婚を一緒にするのはおかしい」って思いました。なぜなら、結婚しても人生が短くなるわけではありませんが、休学してワーホリすると社会経験の機会を1年失うからです。
それで気づいたのですが、自分は心のどこかで「休学=寄り道=悪いこと」と考えているフシがあるようです。
ここにも固定観念があることが分かりました。
★次に二回目の効率的使用法です。
ここは悩むということをやっておけばいいと思うよ。
そうですね。田村さんの返信を読んで課題が見つかったので、まだまだ悩んでみます。
それよりも、気になるのは、あなたはなんでそんなに早めに計画を立てようとするのか?です。
そこに根源的なサムシングがあるのかも?です。
この部分は少し言い訳させて下さい。
自分も早く計画を立てたくないんです。もっと成り行きに任せて旅したいんです。
でも、パーティーと WWOOF は面白そうだからやりたい。ただ、両方とも時期が限られているし、パーティーに関しては話し合いや下見や準備に時間がかかるだろうから、結果的にいつシドニーに帰るか計画を立てざるを得ない。
だから、この矛盾を解決するために、セカンドをすぐに使おうかという考えが出てきた、という経緯です。
でも、それを考慮しても、早く考えすぎですよね。
今すぐ決めることではないので、ギリギリまで悩んでみます。
その結果として「パーティーやりたい」って思ったら、そうすればいいんですよね。
A僑スレについて
あのくらいのあーでもないとか言ってるのが楽しいんです。
でも、勉強になるでしょ?
「世間で遊ぶ」=仕事って意味がちょいわかってもらえたらうれしいです。
こんな「仕事」の形もあるんだっていうのは大きな発見です。あんまり仕事っぽくないですね。どちらかというとゲームみたい。頭と体を使うゲーム。だからプレステより面白いです。
参加してくださいよね。
いやー。もちろんできたら参加したいですけど、ちょっと敷居高いです。
昔から、独創的なアイデアを生み出すのは大の苦手でして。
でもとりあえず、プリクラの件は掲示板に書いておきました。
何か思いついたらメールか書き込みするので、そのときはよろしくお願いします。
長文に目を通してくださってありがとうございます!
そして、ご意見ありがとうございます。とても参考になりました。これで、プルーニングしながら考える事には事欠かないです。
また進展があったら報告させてください!
~2週間後、別件でメールしたとき~
柴山→田村さん
(前略)
最近ものすごい実感するんですよ。「俺、世界のことを知らなすぎる」と。
渡豪前に田村さんにメールで
その代わり、オーストラリアとは何か、その本質はなにか、なんでマルチカルチャルやってるのかとか、世界経済はどうなるのか、インドと中国は仲良くやっていけるのかとか、、、、もうちょい背伸びして実質的な内容のあることを考えたり調べたりするといいと思います。
これもシャカリキにならなくて良くて、なんとなく興味をもつくらいでいいです。
とアドバイスを頂き、「やらなきゃねー」と思っていたのですが結局サボり、そのツケが今になって廻ってきています。
みんなとしゃべっていると、英語が分からないというよりも言ってる内容が分からないんですよ。簡単に言うと、バックグラウンドが違いすぎる。
その片鱗はシドニー時代から感じていましたが、ラウンドに出てからは特に、です。
前に掲示板に書いた「WWOOFerと波が合わなかったから逃げてきた」というのはそれが原因です。オーナー夫婦+他のWWOOFer2人 が晩ごはんを食べながらおしゃべりしてるのに参加しようとするも内容がわからないため全く参加できず、最終的に諦め、悔しさを押し殺しながらご飯を黙々と食べ、ダイアナ(オーナー)が気を遣ってときどき話を振ってくれるのがあまりに申し訳なくて泣きそうになり(本当に部屋で泣いた)、もうダイアナに迷惑はかけられないと思い、出てきてしまいました。あそこまで精神的に追い詰められたのは久しぶりだったから、どうしたらいいか分からなくなってしまったんです。
あのWWOOFでの詳しい話は、今度シドニーに帰ったときにさせてください。
簡単に言うとそんなエピソードがあったり、他にも似たようなことがあったり。
だから、世界についての勉強が今の自分の課題だと思うんです。この部分をなんとかしないと、成長が頭打ちになる気がします。
ワーホリしながらこの勉強をするのもアリだとは思いますが、見つかった宿題を日本でやるほうがベターなのかな、という気がします。そこは英語で勉強するよりも日本語でしっかりやるべきじゃないかと。
少なくとも、同じ課題でつまずきながら2年目が終わるんだったら、1回帰国して日本で修行してから2年目ワーホリに再チャレンジした方がいいというのが今の考えです。
こういう理由で、今のところ7対3で復学が優勢です。
でも、まだ時間はたっぷりあるので、もっといろんな角度から考えてみます。
田村さん→柴山
前に掲示板に書いた「WWOOFerと波が合わなかったから逃げてきた」というの~
ああ、これは柴山さん的にはツライ話かもしれないけど、でも、客観的にはいい話ですよね。これも載せちゃおう(^^)
これは細谷くんが体験談で書いていたことでもあるし、ほんともう人間の知識量というか、それに基づく器量の大きさというか、もっと底上げしないとダメだって気になるという。
単なる知識や、知ってる・知らないレベルのことにとどまらず、もっとその人の大きく豊かにしていくってことですよね。むろん、知識の内容にもよるんだけど。
しかし、まあ、ハタチそこそこでそんなに何でもかんでも知ってたら気持ち悪いですよ。30歳以上でも、今の日本人の世界観リテラシーは西欧人バッパーの十代レベルにも達してないだろうし。
それは頭の善し悪しとか、人間的優劣じゃなくて、単に見えている範囲、いやおうなく見えてしまう範囲が違うからだと思います。
ある人は、自分の学校のクラスの雰囲気がどうとかいうレベルでとどまり、
ある人は、この学校の経営システムや方針についてまで視野にいれて考え、
ある人は、この国の教育システムのありかたについてまで考え、
ある人は、人類のおける教育の意味についてまだ考える
それはやっぱり色々なモノを見聞きしないと広がっていかないと思うのですよ。
静岡のラジオ少年だった柴山くんが、首都圏千葉大で生活圏を広げたことで頭のパースペクティブも広がったのと同じだと思います。
だもんで、自分はまだまだと思うんだったら、それは挫折でも屈辱でもなんでもなくて、いいキッカケをつかんだラッキーな体験だと思うよ。
だもんで、正しい(?)対応としては、「はー、、、」といって口をぽかんとあけて痴呆症みたいになってることだと思います。
その「は~」がいいんだよね。最高の経験だと。
そこで無理やり階梯の低いことを喋って主役になったとしても、それはあんまり
意味が無いです。人類の教育論とかやってる最中に、クラスの中のジャイアンみたいな奴がいて、こいつがどうのって話を大声ですれば、皆も一応聞いてくれるだろうし、面白がってはくれるかもしれないけど、でも、それじゃあなあって。
だもんで、WWOOFがどうのって書いてあったんで、クソウーフだったのかなと思ったら、実はすごいいいウーフだったのね。
でもって、あなたの経験はとってもいいことだと思います
だから、世界についての勉強が今の自分の課題だと思うんです。この部分をなんとかしないと、成長が頭打ちになる気がします。
ワーホリしながらこの勉強をするのもアリだとは思いますが、見つかった宿題を日本でやるほうがベターなのかな、という気がします。そこは英語で勉強するよりも日本語でしっかりやるべきじゃないかと。
そこですぐに成果を出そうとするあたりが、まだ世界が浅いんだと思います。
もう一生わからんよ、くらいに思ってたらいいです。多分、その会話してた人達もそのくらいに思ってる筈だから。
ちょっと根詰めて勉強すればなんとかなるなんて世界じゃないもん。世界は受験勉強とは違うと思うよ。
だから、自然と育んでいけばいいと思います。
書物で得た知識など、しょせんはガイドラインであり、本当の得難い知識は、やっぱ現物でしょう。
それに書物的な知識だったらネットでそこそこわかります。それをこなすだけでも数年かかると思います。
でも、ある国の人が自分の国のことを語るときの、キラキラした目で誇らしげにいう感じとか、寂しそうにいう感じとか、それが超レアの一次情報なんですよね。
書物とか知識は、それを二次加工、三次加工したものだから、分かりやすいけど、その分だけ本物じゃない。
少なくとも、同じ課題でつまずきながら2年目が終わるんだったら、1回帰国して日本で修行してから2年目ワーホリに再チャレンジした方がいいというのが今の考えです。
こういう理由で、今のところ7対3で復学が優勢です。
これは世界レベルがどうとかいうよりも、寄ってたつ自分の基盤を作ったらいいよって意味で、復学するのはいいと思います。
A僑でも、この話は誰それにって降られて、パス渡されて、おっしと受けられるかです。理系の話は全部柴山くんに振りますから、よろしくです(^^)。
例えば、プリクラの画面の日本語を英語に変換するプラグラミングの書き変えとか、路駐アプリのプログラミングとか、「やっといてね~」って言いますから。
そのとき、「わっかりましたあ」って言えるような自分であれ。プロパーな自分の技術があってこそ、ってことだと思うのですよ。
ゼネラリストでもあり、スペシャリストでもある、どっちでもあるのが大事なんだと思います。
ただそのスペシャリスト性に一生を縛られる必要はまったくないですよ。最初の拠点くらいの意味です。
手塚治虫だって医学博士なんだし、小松左京だってイタリア文学専攻だったし、
僕だって弁護士だし、航平くんだってビシッとしたプロの理髪師だし、中島さんもテレビ業界のプロだしね。
皆それとは違う領域にいくんだけど、最初にそこをキメてからいくって感じです。
むろん絶対そうしなきゃいけないってことではないんだけど、もし今大学の上級生でそういう機会にあるんだったら、「極めてこい」って感じですかね。球が飛んできたらキャッチできるという。
なんか説教がましくなっちゃって悪いんですけど。
ご参考になれば。
柴山→田村さん
田村さん
柴山です。返事遅くなってすいません。最近返事を書く気力と時間がありませんでした。
ファームの後にローカルレストランの皿洗いの仕事もしているので(1回代打で働いたらその後も呼ばれるようになった)、1日13時間労働なんて日もよくあります。お金のことを考えるとウハウハですが、今までこんなに働いたことがないのでちょっと過労気味です。
でも、ブラックな寿司屋でバイトしてた時は、もっと働いてる社員を見てました。それに比べたらこんなの大したことないですね。
体と相談しながら、倒れる直前まで頑張ってみます。
そこで無理やり階梯の低いことを喋って主役になったとしても、それはあんまり意味が無いです。
大学に戻ったらこれが心配なんです。「ワーホリした俺はお前らよりすごいんだぞエッヘン」みたいな悪い癖が顔を出しそうで怖いんです。今だったら間違いなく出ると思います。もっと器を大きくしなきゃダメですね。
その点、ヨーロピアンって根っこが優しくて器が広い人が多い気がします。例えば、相手を思いやる一言をスッと言いますよね。本人たちは”思いやり”って意識もなく、当たり前のことをしてるように見えます。
自分だったら日本語でもあんなこと言えないです。周りにイイ奴って思われたいという思惑に取り憑かれたり、”他人に優しいことしてる自分”に自己陶酔しそうです。
そこですぐに成果を出そうとするあたりが、まだ世界が浅いんだと思います。
もう一生わからんよ、くらいに思ってたらいいです。
ちょっと根詰めて勉強すればなんとかなるなんて世界じゃないもん。世界は受験勉強とは違うと思うよ。
だから、自然と育んでいけばいいと思います。
言い訳になってしまうのですが、1年間たくさん本を読んだところで世界全体の1%も分からないというのは想像がつきます。
でも背景知識を知らないと、イタリア人がイタリアの黒人差別の歴史について話してるのを聞いても意味がわからないから、悔しくなるんです。
だから「まだまだ修行が足りない!」って思い、勉強しなきゃと思うようになりました。
自然と育むという発想がなかったので、心がけるようにしてみます。
これは世界レベルがどうとかいうよりも、寄ってたつ自分の基盤を作ったらいいよって意味で、復学するのはいいと思います。
A僑でも、この話は誰それにって降られて、パス渡されて、おっしと受けられるかです。理系の話は全部柴山くんに振りますから、よろしくです(^^)。
そのとき、「わっかりましたあ」って言えるような自分であれ。プロパーな自分の技術があってこそ、ってことだと思うのですよ。
これ、最近似たようなことを考えていたのですが、結論が全く逆だったから膝がガクッとなりました。
田村さんや、家庭教師の古橋さん(お会いしたことないので体験談からの勝手な想像)、もっと身近だと、行くといつもおしゃべりしてくれる床屋のおじさん、弁当屋のおばさん、ラーメン屋のお兄さんなどを思い起こして「人柄が魅力的なら職業なんて関係ないんだな」と考えていました。そこから発展させて「自分の魅力を高めるために復学の1年を使えるんだったら帰国していいのかな」という切り口で復学orワーホリ2年目問題を考えていました。
田村さんのおっしゃていることと僕の考えたことは表裏一体だと思うのですが、「そんな先のことを考える前にまず足元を固めろ」ってことですよね。
人の惹きつける魅力というのは、職業に関係ないのではなく、そのスキルを前提にした話なんですね。
なんか説教がましくなっちゃって悪いんですけど。
ご参考になれば。
いえいえ。一人で考えてるとどうしてもバイアスがかかってしまうので助かります。このメールだけでも気付かされることがたくさんありました。
他にもお聞きしたいことがたくさんあるのですが、考えをまとめる時間とメールを書く時間がないので次の機会にします。
その時はまたよろしくお願いします。