いわゆる「回らないお寿司屋さん」です。
「回らないお寿司屋さん」というのも失礼な話で、当たり前ですがこっちが本道です。本来なら「お寿司屋さん」と「回る方のお寿司屋さん」と呼んで区別するべきなんですけど。
僕は是非、千葉大生にこそ、こういう店に行ってもらいたい! 西千葉駅前のチェーンの居酒屋でも魚が食べられてお酒も飲めますけど、ぶっちゃけ全然おいしくないじゃないですか。3000円払って、1500円分くらいしか楽しんでない感じがして、非常にもったいない。
だったら、ちょっと高いけど、こういう店にきてしっかりいいものを食べた方いいと思います。確かに値段は倍くらいするけど、10倍おいしいものを食べられるんだったら、結局はコスパがいいでしょ? メニューは決まってないから、そのときのおいしいものをお願いするのがいいです。寿司の食べ方のマナーがどうとか、うるさいことを言う人はいませんから。
僕、ここに行ったらお寿司のおいしさに感動してしまって、他のお寿司屋さんにもいくつか足を運んでみました。でも、この店ほどおいしい店は全然見つからなかった。単に回らないお寿司屋さんならどこもおいしいってわけでもないみたいです。
この店は店員さんが素敵です。
一つ一つのお皿についてのよさを語ってくれるのですが、「この人、本当にお皿が好きなんだな~」と伝わってくるので、ずーっと心地よく聞いていられます。特に「作家さんがどういう意図でこの形にしたのか」という話を聞くと、お皿に対する見方が変わるので面白い。語るだけじゃなくて実際に並べて見比べさせてくれたりもしてくれます。「吹きガラスは影がこうなるんですよ」と言って見せてくれたのは楽しかった―。
最長4時間いたお客さんがいるらしいのですが(途中休憩をはさんで(笑))、その気持ち分かるよ!
こうなるとどのお皿もよく見えてしまって、逆に選べないという現象が発生します(笑)
そして、そのことを伝えたところ「夢に出てくるくらい『このお皿が好き』ってなってから買った方がいいので、今日は買わないでください!」と怒られる始末(笑) よく分からないけどいい店だ!
ここでマグカップを買ったとき、2つの中から見た目だけで「こっちにしよう」と決めたのですが、「持ってみるとまた違いますよ」と言われたので実際に持ち比べてみたら、確かに全然違う! 手作りだから、同じ型でも少しずつ違うんですね。最初に選んだ方は取っ手の部分に違和感があったですが、もう一つのマグカップは、取っ手に指の丸みがピタッと収まる感じ。結局変えて、こっち↓を買いました。
ちなみに、ここで扱っているお皿は、安藤雅信さんと喜多村光史さんという方のお皿が多いようです。どちらも「使うこと前提」に作ってあるそうなので、観賞用ではありません。僕のマグカップも喜多村光史さんの作品なのですが、ガンガン使ってます。自分で炒ったコーヒー豆を自分で挽いて、このマグカップで飲むのが至福のひとときなのです。
創業29年の喫茶店。店内にはジャズがかかっているので、一応「ジャズ喫茶」ってことになるのでしょうか。とても落ち着いた雰囲気です。コーヒー豆は自家焙煎。
喫茶店だからコーヒーがおいしいのは当然ですが、それ以上にケーキが素晴らしい!
(左がヨーグルトケーキ、右がチョコレートバナナ)
言葉で説明するのが難しいのですが、すごーく自然な味です。「甘さ控えめ」とか「コーヒーに合う」とかそういうアピールポイントがあるというよりも、コーヒーの横にちょこんっている感じ。それがスルッと体に入っていって、いつの間にか食べ終わってる(笑)
自然な味だから、体になじむんだと思います。店員さんに聞いたわけじゃないけど、多分素材はこだわっているはずですし、すごーく優しく丁寧に作ってるんだっていうのがよく伝わってきます。気を付けないとあっという間に全部食べちゃうので要注意です。
店内のインテリアも見ていて全然飽きないです。奥にある時計は、まるで童謡「大きなのっぽの古時計」を具現化したみたい。電気ではなくおもりで動いているため、週に1回はおもりを持ち上げているらしいです。さらにレジもアンティークで、ガチャーンってやると引き出しがバコーンって飛び出るやつ。開店以来使い続けているそうです。
スタバみたいなカフェはどこにでもありますけど、こういうゆっくりできる喫茶店ってなかなかないですよね。いわゆるジャズ喫茶って昔はたくさんあったはずですけど、僕らの世代には全然イメージが湧きません。だからこそこういう店が今でも残っているのは本当にありがたいですし、「村上春樹がジャズ喫茶に通っていた」といったエピソードを読むと、僕はこの店を舞台にして頭の中で映像化するのです。
千葉大学の近くにある和菓子屋さん。千葉大生だったら「甘太郎からもうちょっとだけ先に行ったところ」と言えば伝わるはず。
僕みたいな大学生は、和菓子を食べる機会が全然ないのが普通だと思います。スーパーで売ってる芋けんぴとかは食べるけど、そんなんじゃ舌が肥えるわけないので、味の違いは正直よく分からないです。日本人なのに恥ずかしい限り。
大学で小腹がすいた時にこの店のことを思い出したので買いに行ったところ、おいしくてびっくりしました。上の写真の看板にありますが、塩豆大福がもちもちで特においしいです。
和菓子って1つ1つが小さい割には中身がぎっしり詰まってるから、意外とお腹にたまるんですね。小腹がすいた時に菓子パンを買っている大学生をよく見ますが、あれじゃすぐに消化してしまいますよ。今度は是非、この店の和菓子をどうぞ。100円のどら焼きもおいしいですよ。
「鶏そば」という名前の通り、鶏ベースのラーメンが売りの店です。
(鶏白湯 並 コレが一番おすすめ)
日本で「ラーメン」と言ったら、普通は鶏ベースのことです。それに醤油を加えたら醤油ラーメンになり、みそを溶かしたら味噌ラーメンになります。鶏ベースであることが当たり前すぎて省略されていますが、醤油ラーメン=鶏ベース×醤油、味噌ラーメン=鶏ベース×味噌 ということです。ちなみに、「とんこつラーメン」というときは、豚骨ベース×醤油という組み合わせになります(豚骨ベース×味噌という組み合わせはあまりない)。
じゃあ、ここの鶏ベースのラーメンは、高速道路のサービスエリアで食べるようないわゆる「醤油ラーメン」なのかといったらそういうわけではありません。ドロッドロなのであります。
鶏の甘みがとてもよく生かされていて、それが麺に絡み付いておいしいです。
壁にラーメンの解説が簡単に書いてありました。
鶏の”もみじ”というのを知らなかったので調べてみたら、例えばこのページに説明があるのですが、なかなかグロテスクですね(笑) 要するに足のようです。人間でいうと足首より先の部分。解説にもあるようにコラーゲンたっぷりで、これがドロドロのもとになっているようです。
この店は内装もなかなか凝っていて、テーブルはお寿司屋さんみたいに一枚の板。器はフランス料理のように純白で清潔感があります。リムの部分が大きいお皿は最近の流行らしいです(うつわアダンの店員さんが言っていた)。でもラーメン屋さんらしい”油くささ”はちゃんと残っていて、その庶民的な雰囲気と高級感のある雰囲気がうまく融合できているところが楽しいです。
千葉市役所の近くにあるイタリアンレストラン。
1000円くらいでとってもおいしいイタリアンが食べられる、非常に良心的なお店です。どれを食べても味が濃厚。いい素材を使っていることが伝わってきます。
特にオススメはウニのクリームソースとのことで、確かにめちゃくちゃおいしいです。絶品。ウニの甘みが口いっぱいに広がります。友達と行くとき、必ずこれを頼んでいます。
あとは、4種のチーズピザもおいしかった。トロトロになったブルーチーズ(以外の3つが思い出せない)が、ピザ生地と同じくらいの厚さでのっかっていて、それが"ふち" でせき止められています。もちろんチーズは濃厚。一通り食べ終わった後に、皿の上にこぼれたチーズをつまんで食べるのが贅沢な時間。
テイクアウト専門の焼鳥屋さんです。
まず、焼鳥をテイクアウトできるというのが嬉しいです。焼鳥屋さんに行くとなると「よしっ、焼鳥を食べに行くぞ!」という方向に気持ちを持っていかなくてはいけないし、お金もまあまあかかります。でもテイクアウトできるなら「2~3本買って夕飯と一緒に」というのができるし、家にある自分の好きなお酒と合わせられる。僕はここで買った焼鳥をおつまみに、日本酒や赤ワインを飲むのが楽しみです。
あとこの店は、ちょっと変わり種のメニューをがあります。かしら(鶏のこめかみ)、ぼん尻(尻尾のつけ根)、スタミナ(のど)などなど。「へぇ~、この部分はこういう食感で、こんな味がするんだ」と楽しめます。特にスタミナはコリコリしてておすすめですよ。