チェコと言えばビール!
チェコで最も有名なビール「ピルスナー・ウルケル」の工場があるのが、ここプルゼニュです。
プラハから電車で1時間半。片道約700円(安い!)。休みの日に日帰りで行ってきました。
一番の目的は、ピルスナー・ウルケルの工場見学!
ビールのロゴにも描かれているこの門が、工場のシンボルです。
約70分の醸造所見学ツアーに、参加してきました。
参加した人の感想をブログなどで探すと、ろ過する前のビールを樽から直接飲むことができるとのことで、ワクワクして臨みました。
料金は 250Kč(約1200円)です。
事前予約は必須ではありませんが、した方がいいと思います。僕が参加したときは、平日にも関わらず20人以上が参加していました。
13時からのツアーに申し込んだのですが、早く来すぎてしまったので、工場内にあるレストラン(Na Spilce Restaurant)で食事をしました。
13時からツアー開始。アジア人は僕だけでした。
案内はスタッフのヤンさん(Jan)。チェコ人の方ですが、非常に聞き取りやすい英語の発音で、内容も分かりやすかったです。
余談ですが Jan という名前は英語の John にあたります。チェコではかなりよくある名前で、有名人では、宗教改革派で処刑されたヤン・フスや、日本の原爆ドームを設計したヤン・レツルなどがいます。
まずはビール工場の起源についての説明でした。もともとこの地域では各々の家でビールを作っていており、それらを統一することが始まりとのことでした。
そのあとはビールの作り方について。
実際にホップを砕いて香りをかぐことができるなど、体験型の解説が多かったです。
興味深かったのは、水についての説明でした。
ヨーロッパのミネラルウォーター(Evianなど)を飲んだことがある方ならわかると思いますが、ヨーロッパの湧き水は独特な味を持っているものが多いです。これはミネラルを含む 硬水 であり、すっきりとした味ではありません。しかしここのビールに使用する水は、地下100メートルから汲んだ 軟水 を使用しており、それがピルスナーの味の生み出しているとのことでした。
次はポットスチルに移動です。
この工場は生産増量のためにポットスチルが新しくなった経緯があります。そのため、現在は使われていないポットスチルは、このような近距離で見ることができました。
もちろん、現在醸造に使用されているポットスチルも見に行きました。現在世界中で販売されているピルスナー・ウルケルは、すべてここで作られているのです。
つぎは、醸造の仕組みの解説です。
ただ、専門用語がわからないものが多く、よく理解できなかったので、あとで日本語で調べました。
ついでにビールについて知りたい人は読んでみてください。(のちほどアップします)
最後に、ビールを貯蔵している地下へ移動です。
通路が全長9kmもある、巨大な貯蔵庫です。
地下のいくつかの部屋では、天井に穴が開いています。
地下は地上よりも温度が低いですが、それでもビールの貯蔵には足りません。
そのため、冬の間に巨大な氷を作り、それをこの地下に置いておくことで温度を下げるのです。
この穴は、地上で作った巨大な氷を地下に落とすための穴なのです。
ここで噂の、タルから注いだばかりの無濾過ビールを飲むことができます!
ピルスナーはチェコにいる間にたくさん飲みましたが、無濾過だからか、それと比べていろんな味が混ざっているような複雑な味でした。実際、色も普通のピルスナーよりも濁っています。
工場内にあるレストランでもこれは飲むことができず、ツアー参加者しかにしか振る舞われないそうです。
ちなみに、ガイドのヤンさんも飲んでいました笑。さらに、参加者にビールを注ぐためだけにスタッフが1人加わったのですが、その人も飲んでいました笑
ピルスナー・ウルケルの醸造所ツアーは以上です。
このあとはお土産屋で買い物をして、プルゼニュの街の観光して帰宅しました。
チェコの国内を旅行した中で、一番楽しかったです。おすすめ。
機会があったら是非参加してみてください。
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