チェコでの1日

チェコワーホリでは、4か月間、プラハで暮らしていました。
プラハではどのような生活を送っていたのか、「典型的な1日」として記します。

AM 9:15

起床。今日はいつも通り、レストラン(アジア料理)のバイトだ。店の開店は11時で、準備のため10時半が出勤時間である。ただ、社食で朝食が食べられるので、10時までに出勤したい。
サクッと着替えて、歯磨きだけする。リビングを出ると、フラットのオーナーさんがギターを直していた。Good morning! と声をかける。

エレベーターで1回まで下りて、外に出る。バス停はすぐそこだ。
バスで最寄りのメトロの駅かか、トラムに行く。バスは数分おきに来るので、適当な時間にバス停へ行き、来たのに乗ればいい。

PM 12:00

平日の昼。最も忙しい時間だ。レストランは市街地の中心地にあるので、観光客が来ることも多い。でも、一番多いのは、このあたりで勤めている会社員だ。
自分はカウンターの係なので、注文取り・会計・食材集めは一通りやる(お客さんが好きな麺か米、肉、野菜、そしてソースを選ぶシステム)。注文取り・会計は、なんとかチェコ語でできるようになった。といっても、メニューのチェコ語を覚えて、数字もチェコ語で言えるようになって、あとはよく使う単語(ビニール袋、箸など)を覚えただけだ。文法は be動詞 しかわからないが、お客さんもチェコ語がつたないアジア人だということは一瞬で理解してくれる。チェコ人は、外国から来た人がチェコ語をしゃべれるとあまり期待していない。
お客さんが通常の注文以外のことを言ったときには理解ができない。でも、プラハに住んでいるチェコ人はだいたい英語ができる。だからそういうときは、「Promiňte, nerozumím česky. Mluvíte Anglicky?(すいません。チェコ語が分からないです。英語は話せますか?)」といえば、英語で話してくれる。これで9割解決する。お客さんが英語を話せない時には「Moment, prosím(少々おまちください)」と言って、チェコ人のスタッフに代わってもらう。

ただ、一応注文が取れるといっても、やっぱり遅いし、聞き直すことも多い。なので、この忙しい時間はチェコ人のスタッフが注文を取り、僕は食材集めに終始する。紙に書かれた肉と野菜を箱に詰め、キッチンに渡す。料理が完成したら、お客さんの番号札を呼んで、料理を渡す。
この時間は一番忙しいが、スタッフも1人多く、毎日この時間を乗り切っているメンバーなので、安心できる。

PM 6:00

夕飯の時間だ。この時間の休憩は30分しかないが、夜の6時か7時くらいに食事をとらせてくれる。レストランによっては閉店後にならないとご飯を食べられないところもあるので、非常も助かる。
このレストランは隣りのホテルが運営している。だから、まかないはホテルの料理だ。おいしいし、チェコの伝統料理もときどき出てくる。

そして、ビールが飲める。さすがビールの1人当たりの消費量が25年連続世界一の国である。日本では仕事中にお酒を飲もうものならクビになってもおかしくないが、こちらは「どうぞ好きなだけ飲んでください」と言わんばかりだ。そして、実際みんな飲んでいる。僕はあまりビールは飲まないが、仕事中にお酒を飲むことなんてできないから、ときどき飲んだ。

PM 9:00

この時間になるとお客さんが少なくなる。だいたいすることがないのでお客さんの使う机を拭いたりゴミ袋を取り替えたりするが、それでもすることが尽きる。そろそろおなかがすいてきたが、社員食堂は閉まっている。
本当はお客さん用の食材だが、肉や野菜、そしてご飯を適当に小さな器に集める。そしてベトナム人のキッチン担当の人に渡す。彼らはほとんど英語がわからず、逆に僕はほとんどチェコ語が分からない。しかし、器を渡しながらフライパンを振るジェスチャーをして「ハングリーハングリー」と言えば、「ああ、おなかがすいたから料理してほしいんだな」ということは伝わる。「Omáčka?(オマチカ?)」と聞かれるので、「Červený karí, prosím(チェルベニー カリー、プロシーム)」と答える。「ソースは?」「レッドカレーでお願い」という会話だ。
数分してキッチンを見ると、完成した僕の料理が机の上に置かれている。完成したことを声をかけて教えてはくれないようだ。作ってくれた人に「Děkuji (デクユ)」と礼を言って皿を取り、窓際に行く。店の前には、広場と、期間限定のマーケット、そしてヨーロッパらしい歴史ある建物が見える。それらを眺めながらご飯を食べる。 こんなになんてことないことだからこそ、今プラハにいるということをひしひしと実感する。

AM 12:00

11時にバイトが終わり、家に帰ってシャワーも浴びた。ここからは自分の時間だ。

毎日少しずつはチェコ語を勉強するようにしている。どんなに簡単な内容でも会話できるようになって、チェコに来た成果らしきものを、少しは持って帰りたい。

チェコの語学学校でも使われている教材を少しずつ進める。基本的には中学校の英語と同じ要領だ。教科書の会話文を読んで、新しく出てきた文法を学ぶ。語彙も増やす。
知らない単語が多すぎて、以前にも出てきた単語も忘れているのが多い。辞書を引いたり、文法を調べていると、あっという間に時間がたってしまう。1時間かけて1ページ進めるのがやっとだ。それでもわからないところがある。2週間に1度くらいのペースで、日本語とチェコ語の教えあいをしている人がいるから、今度会ったときに聞いてみよう。

AM 1:00

最後、寝る前に音楽もやる。
フラットのオーナーさんに借りたMIDIキーボードを机の上に置く。

音楽を聞くのは昔から大好きだ。
曲の雰囲気は基本的にコード進行に依存している。「音楽の印象」という非常に感覚的なものが、コード進行という理論によって、おおむね解析が可能であるということだ。文系と理系という対極のように思えるものが、距離ゼロで結びつくところに興味を持ち、時間があるときに腰を入れて詳しく知りたいと思っていた。今なら時間もあるし、必要なものもそろっている。
大好きな cero というバンドの曲を聴きながら、コードを少しずつ耳コピしていく。好きなバンドだから、イヤにならずに続けられる。
この日は1時間で、Aメロのコード進行はだいたい分かった。3時間かかっても1つのコードが見つからない時があったので、それに比べれば進んだほうだ。

明日はバイトが休みだから、チェコ国内で日帰りの旅行をすることにしている。10時までに Florenc だから、9時に家を出ればいい。7時間は寝られそうだな。それに、バスの中でもたっぷり寝られる。
スマホのアラームを設定したことを確認して、布団に入る。

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Page Added : 2020/03/19