2016年10月25日

シンプル・イズ・ベストで、必要最低限をとにかく安く

 ついこの間まで「宿泊費って高いんだ」ということを知りませんでした。2週間ほど前の3連休を使って東京に遊びに行ったのですが、ホテルなんて寝るだけでいいから1泊1000~2000円で見つかるだろうと思っていた自分は甘かったです。ざっと調べたら1泊1万円は当たり前。金曜の夜から新幹線で行く予定だったので、3泊で3万円! 寝るだけなのに…(泣)

 毎晩飲む予定があり、宿には夜遅く帰ってきてシャワーを浴びたら即就寝。だから、アメニティも、充実した施設も、オシャレなロビーもいりません。サービスの質なんて気にしないから、できれば2000円以内でとにかく安くて寝れればOK。ロケーションも都心ならどこでもいい(大学時代、東京で友達と飲んだあと1時間半かけて千葉に帰っていていたのに比べれば、都心ならどこでも”好立地”です)。

 そういう理由でいろいろホテルを探していたら、ありました。エコノミーホテルほていや という、南千住にあるホテルです。さすがに1泊2000円以内は無理でしたが、2900円とかなり安かったです(2人以上だったら1人当たり本当に2000円以内になる)。南千住はここに限らず、通称”ドヤ”と呼ばれる安宿がたくさんあり、門限の有無など多少の差はあれど、おおむねこのくらいの値段で寝泊まりができるようです。


▲広さ3畳。本当に必要最低限に抑えてあります。冷蔵庫があるのが意外と便利でうれしい。

 エコノミーホテルほていやのホームページに書いてあるのですが

ホテルの無駄なサービスと上乗せされる宿泊代…
『ほていや』はそのことに今まで疑問を感じていた旅行者にピッタリの宿泊システムです

 余分なサービスなんていらないから、ソリッドな中身だけがほしいというのは本当にそう思います。言い換えるなら「明朗会計」で、高い値段の中にどんなサービス料金が含まれているか分からないようなものよりも、目に見える分だけのものを最低限の料金でポンと分かりやすいものの方が気分がいいです。
 ホテル以外では、例えばスマホ。「機体0円」と言っているのをよく見ますが、「絶対そんなわけないじゃん!」と思います。そこで安くなっている分、絶対にどこかでツケを払わされているわけで、それが毎月8000円などといった通信料金などに含まれているのだと思います。冷静に考えれば、8000円なんて高すぎるから、通信料以外にいろいろ入っているのだと思う。その内訳が分からない感じ、ウヤムヤにされている感じがいや。
 その点、MVNO(通称 格安SIM)は分かりやすいです。まず、機体そのものは3万円くらいします。それは確かに大きな出費だけど、いろんな技術がこのちっちゃいコンピュータの中に詰め込まれているのだから、3万円くらいするのは納得できる。そして、SIMカードの通信料は毎月1600円。それで電話もできてネットも使えるんだから、文句はない。出費は以上。大変わかりやすい。それに何より、安い。

 千葉 → 静岡に引っ越しをした時も、大手の引っ越し専門業者は使わずに、赤帽にお願いしました。聞いた話なのですが、大手の業者だとネットには5万円と書いてあるからそれだけで済むと思ったら、5万円分のスペースが厳密に決まっていて、それを超えたらスペース2つ分で10万円、3つ分で15万円と、なんだかんだで最初に思っていた金額よりもどんどん高くなる、とのことです。いかにもありそうな話だと思いました。自転車やソファがあったりしたら、スペース1つ分なんてすぐに埋まってしまいます。5万円で全部収まるように見せるのもちょっと姑息な感じがしてイヤだし、仮に10万円で済んだとして、そのうち本当はいくら”引っ越し料金”がかかっているのか、そのあたりのシステムが分からない感じがモヤモヤして気が進みません。
 その点、赤帽の料金体系は分かりやすくて、電話で「千葉から静岡に引っ越ししたいんですけど、いくらくらいになりますか?」と聞いたら「ああ、○万円でいいですよ」と言われ、当日は赤帽のおじさんと一緒に荷物を軽トラ1台に詰め込んで、助手席に乗せてもらって静岡まで一緒に移動し(だから交通費が浮く)、到着したら一緒に荷物を降ろして、最初に言われた金額を払って、それだけでした。具体的な金額は差支えがあるので伏せましたが、思っていたよりも全然安かったです。内訳もわかりやすいですね。実費はガソリン代と高速代で、それ以外は取り分。おまけに移動中にはおじさんのイイ話もついてきます(笑)
 (ちなみに「赤帽」というのは業者の名前ではなく、連合の名前です。それぞれが「赤帽」の名前を使っているだけで、あくまで個人事業主です。なのでここに書いたようなサービスが必ず受けられるわけではないと思います)

 そんなわけで、シンプル・イズ・ベストがいいです。こういうところは必要最低限に、安く済ませるのが僕のポリシーです。

2016年10月18日

近くにあってこそ「町の中華」

僕の愛読する雑誌「BRUTUS」。
さすがに毎回買ってはいませんが、1~2ヵ月に1回のペースで買い、ブックオフでバックナンバーを漁ることもしばしば。
BRUTUSの表紙のコピーの秀逸さには毎回驚かされ、感心し、心をつかまれますが、10/15号の表紙は特に衝撃でした。

町の中華

それは毎日のレストラン

 僕はお金のかかる趣味を持っていないので、食べ物にお金をかけるのには基本的にためらいはありません。

 大学生のときから変わらず、だいたい週に2~3回くらい外食をします。料理をするのが面倒くさいから、時間がなくてできないから、ということもありますが、主な目的はおいしいものを食べに行くことです。
 とはいえ、毎回惜しみなくお金をかけていたのでは、さすがに財布がもたないです。おいしいものは貪欲に食べたいけど、出費を惜しみたいときだってあります。そういうとき、僕は中華料理屋に行きます。

 行きつけの中華料理屋は近くに3軒あり、だいたいローテーションで行っています。どこも1000円札で支払うとお釣りが来ます。
 一人で店に入って、カウンター席に座り、誰に気を遣うこともなく、黙々と食べる。わざわざ遠くに行かなくたって、高級な店に行かなくたって、ちゃんとおいしいものが食べられる。

 僕にとっての中華料理屋とは、気軽に行けて、手ごろな価格で、ちょっと贅沢ができる所なのです。

 町の中華 それは、毎日のレストラン。 というコピーが僕の心をつかんだのは、こういった中華料理屋の立ち位置を「町」「毎日」「レストラン」という素朴なワードで的確に表しているところに共感したからなのだと思います。

 さて、読んだ感想ですが、うん、どこもそれぞれ味があって、おいしそうですね。機会があったら食べに行きたい店ばかりでした。でも正直、わざわざ足を運ぼうとは思わなかったです。だって、近くにあってこそ「町の中華」なんですもの。紹介されていたどの店よりも、僕は近所の中華料理屋3軒の方が好きです。食べてもないのにこんなこと書いたら、紹介されていた店の人に怒られてしまいそうだけど。

2016年10月4日

音楽定額聞き放題サービスは「とりあえず1回聞いてみたい」に最適だと思う

 かなりいまさらですが、音楽の定額聞き放題サービスについて思うことを書こうと思います。

 Apple Music、AWA、LINE Music などが約1年半前に開始され、それ以降音楽を「1枚ずつ買う」という選択肢だけでなく「定額でいくらでも聞ける」という選択肢が増えました。僕もAWA が日本で開始された直後からずっと使い続けています。先取りしていた人はもっと前から Spotify というサービスを使っていたようですね。

 聞き放題のメリットというのは当然「いろんな音楽が聞ける」という点にあるのですが、それではいまいちピンとこないと思うので、さらに具体的に落とし込むと主に以下の2点があげられるんじゃないかと思います。

 ① 「過去の名盤を聞いておきたい」「普段聞かないジャンルをちょっとだけ」などの勉強として使える
 ② 好きなミュージシャンが「○○の××というアルバムに影響を受けた」と言っていた時に、すぐ聞いてみることができる

① 「過去の名盤を聞いてみる」「普段聞かないジャンルをちょっとだけ」などの勉強として
僕のように好きなCDばかりをリピートして聞く「音楽偏食家」は、自分が好きな音楽=いい音楽 で、自分の好きじゃない音楽=よくない音楽 みたいな考えになってしまいます。まあ、自分が楽しいからそれで別にいいのかもしれないですが、やっぱりもったいないですよね。
自分が好きじゃなくても、世の中一般で「いい」と言われ、何十年も聞かれ続けている音楽って、一体どんなものなのか? 以前からそういう疑問があったので、いわゆる名盤を一通り聞きたいとは思っていました。でも全部買うのはお金が足りないし、Youtube は罪悪感があるし、なかなか出来ずにいたのですが、AWA を始めたので聞くことができました。マイルス・デイビスから始まって、エルビス・コステロ や ニルバーナ などなど。
で、聞いた感想ですが、うーん・・・・・。よさが分かるもの分かるし、分からないものは全然分からないです(笑) やっぱり難しいですね(笑)
でもよさが分からない時に「これって何がいいんだ?」ってネットでレビューを調べると、その当時の音楽的背景みたいなものがわかって勉強になることもあるし、「ココがいいんだ!」みたいな熱弁してるサイトも結構あるから、そういう新しい視点を踏まえたうえで聞くと意外とよさが分かることもあるし、それでもやっぱり何がいいのか分からないことのほうが圧倒的に多いから「やっぱり自分の好きな曲だけ聞けばいいか」って逆に吹っ切れることができたり(笑)、色々思うことはありました。
② 好きなミュージシャンが「○○の××というアルバムに影響を受けた」と言っていた時に、すぐ聞いてみることができる
好きなバンドのインタビューを読んでいると、アーティスト名やアルバム名や出てくることがしばしばあります。好きなミュージシャンが「影響を受けた」というのだから、それがどんなものなのか辿ってみたくなるのがファンの心情だと思います。そういうときも聞き放題は便利です。
あとは似たようなケースとして、友達が好きなミュージシャンの名前を挙げた時に、帰りの電車の中で試しに聞いてみるとか。
結局①ともつながってくるのですが、「とりあえず1回聞いてみたい」というときが、もっとも定額聞き放題の威力が発揮される瞬間なのだと思います。

 あと、ついでに書いておきますと「定額聞き放題を使えばCDを買わなくていい」とは期待しないほうがいいんじゃないかと思います。
 Apple Music や LINE Music は違うのかもしれませんが、少なくとも AWA の場合、最新作はCDが売り出されてから配信されるまで数か月かかるパターンが多いです。アーティストにとってはCDの方がお金が入るはずなので、CDの売り上げが落ち着くまで待つのは当然だと思います。
 あと、ストリーミングの宿命として、通信量がどうしても多くなるし、スマホの電池は消費するし、あまり普段使いには適さないと思います。一応オフラインでも再生できるようにスマホの中に保存する機能はあるけど、AWAのアプリを使わないと聞けないのですが、そのアプリが遅いです。やっぱり mp3 の方が使い勝手がいい。
 だから、激しくリピートして聞くのはCDを買って(またはダウンロードして)mp3 で今まで通り聞き、それ以外に広く浅く聞くのは定額聞き放題を使う。それで、その中にいいのがあったらCDを買う、というのが僕のやり方です。自分で言うのもアレだけど、CD買って、聞き放題に毎月お金払って、我ながらいいお客さんだと思います(笑)