2016年9月14日

多治見での出会い

 先週の土日は、こんなところで一泊していました。


 岐阜県多治見市の市之倉にある、住吉窯というところです。
 ”窯”ですから陶芸がメインなのですが、陶芸をやりに来たわけでもないのに「部屋空いてるから泊って行っていいよ」というので、お言葉に甘えてご厚意で一泊させてもらいました。


 陶芸家さんとお話ができたのも楽しかったですが、他にもここのお手伝いさんとか、陶芸を習っている生徒さんとか、先生の学生時代からのお友達とか、ただコーヒーを飲みに来たお客さんとか(小さいカフェも併設してる)、いろんな人が立ち寄っていく「気まぐれ交差点」になっていたのが面白かったです。
 多分こういうところって、探そうとすればするほど見つからないんだろうな。自分も探して見つけたわけではなくて、たまたま縁があって呼んでもらいました。


▲こんなことして遊んでただけなんですけどね(笑)

 自分の場合はどういうきっかけだったかというと、もともと器に興味があったこともあり、「せっかく器の町 多治見市の近くに住んでることだし、どんなところなのかちょっと見に行ってみるか。ついでにいい器があったら買って帰ろうかな」と出掛けたのがきっかけです。駅のあたりは行ったことがあったので、今回はちょっとマイナーな市之倉に行くことにしました。それが1か月前(8月中旬)の話です。

 お盆だから混んでたらいやだと思っていたのですが、混んでるどころか祭日でどこも閉店。もちろん客はほぼゼロ。おまけに日差しを避けて住民の姿すらどこにも見えません(多治見は最高気温の日本記録でも有名)。地図に載っている店や窯元にも歩いて訪ねたのですが、開いていたのは2軒だけでした。本当に、暑いし、成果はないし、心も体もクタクタです。

 「よし、最後にメインストリートから一番離れたこの窯元だけ見に行ってみよう。そこだけ確認したら、帰って昼寝する!」と一縷の望みをかけて足を運んだのが、住吉窯でした。
 そこも本当は「Closed」とあったので帰ろうとしたのですが、「あ、よかったらコーヒー飲んでいきます?」と声をかけてもらって、ゆっくりくつろいだあと、窯の見学もさせてもらいました。
 「ここ、いいところですね。なんだか落ち着きます」って言ったら「また今度ゆっくり遊びに来てください」というので、本当に遊びに行った次第です。

 こんな経緯で住吉窯に泊まることになったのであります。奇遇とはまさにこのことで「そんなこともあるんだ」っていう気もします。でもそれと同じくらい「そういうもんだ」っていう気もします。


▲物置で、ろくろの上に置かれた扇風機。
「これなら扇風機の首を振らなくて済みますね」と冗談を言ったら笑ってくれました