2016年8月3日

こんな目にあうなんて

ダジャレです。決して気がおかしくなったわけではないので、僕のことを白い目で見たりせず、意欲的な試みとして好意的に受け止めてください(笑)

「なぁ、俺はもうダメかもしれないんだ…」
そう声をかけられたので振り返ると、そこにいたのは神妙な面持ちをした網膜だった。いつもはくだらない冗談ばかりいって笑わせてくるのに、今日はなんとも彼らしくない。
「最近思うんだけど、俺にはやっぱり才能がないんじゃないかって気がしてならないんだよ。この間の水晶体の活躍は見たか? 俺にはあんなのできないよ。絶対無理! 角膜だって、目立たないながらも少しずつ確実に結果を出して始めている。それに比べて・・・・・俺は・・・・・・」
そう言うと網膜は机に突っ伏してしまった。ひょっとして泣いているのかもしれない。こんな彼の姿には目も当てられないが、僕は敢えて何も言わず、次の一言を促す。

「なぁ、俺はやっぱりダメかもしれない。俺の将来はもう、まっくらだよ!!!」

どうやらこれが言いたかっただけらしい。肩がクスクスと揺れている。この調子なら特に心配することはないだろう。

【追記】
 時間をおいて読み返してみたら、ちょっとあまりにひどすぎる内容だけど、まぁ記録として一応残しておきます。

2016年8月9日

車に5ヶ月乗ってみて

 車に3ヶ月乗ってみて という記事を以前書きました。

 それまで全く車を運転したことがなかったので「思ってたのと違うな」ということを忘れないうちにまとめておいた記事です。あれからさらに月日は流れて、感覚が麻痺してきたのかだんだん何も思わなくなってきたので、完全に麻痺しきるまえにもう1回書いておこうと思います。

 離れたところから話はスタートしますが、みなさん温泉に入ったらぷわーって手足を広げますよね。家のお風呂ではあの小さいサイズの中に体を収めないといけないからぎゅっと丸まりますけど、せっかく温泉は広いんだから、ゆったりと贅沢に空間を使いたくなります。
 例外的に僕は温泉の中でも家のお風呂みたいに丸まっていまして、大学時代住んでいたアパートのユニットバスに毎日体育座りして入っていたせいでそのサイズ感に慣れてしまい、体育座り=落ち着く という体になってしまいました。だから温泉でも体育座りをして、四方を浴槽に囲まれているようなイメージでお湯に浸かっています。
 まあ僕の性癖はおいておいてここで言いたいことは、湯船の大きさによって体をのびのびさせたり、逆にぎゅっとさせたり、全体の広さに合わせてちょうどいい具合に体の大きさを調整したくなるよね、ということです。

 田舎で運転をしているとき、僕の頭の中には広い温泉でのびのび手足を広げている映像が浮かんでいます。田舎というのは、30分走ってもほとんど信号に引っかからず、ウインカーも使わないような場所です。このようなに人口密度が低く、周りに空間が余りあまっている場所では車の図体のデカさなんて気になりません。5人乗りの車に自分しか乗っていなくたって、「これくらい豪快に空間を使ったところで、別に罪はないだろ」って気になって、すっきりします。

 でも、街中や住宅地を走るときはいつも、僕の頭の中には狭い温泉の中でぎゅうぎゅうになっている映像が浮かびます。小さい温泉なのにみんなが他人のことを考えずにのびのびするせいで、浴槽の中で手足がごつごつ干渉するような不快さがあります。でも車って人間の体と違って大きさを変えられないから、どうしようもないんですよね。満員電車の中なら、持ってるカバンをぐっと近づけて省スペース化することができますが、車にはそれができない。つくづく「車って不便な道具だな」って思います。

 実は最近ちょっとだけ引っ越しをして少し街中に近くなったので、運転に対してすっかり滅入ってしまっています。やっぱり自分にはママチャリがちょうどいいのかも。もういっそのこと、奮発していい自転車買ってみようかなってちょっと考えています。でもこういうのって、買った直後に車の必要性に目覚めたりするんですよね。なかなかマーフィーな問題です。

2016年8月13日

アメスピを吸う人の気持ち

 「ライスを無料でおつけできますが、いかがいたしますか?」

 初めて行くラーメン屋で店員さんに食券を渡すとき、僕はこのような質問に備えて、あらかじめ心の準備をするようにしています。
 味の調整や無料トッピングを何にするかなど、初めての店ではどんなサービスがあるのか分からないからです。店員さんのどんな質問にも即座に答えるには、心の準備が欠かせません。

 先週初めて行ったラーメン屋で無料のライスをつけるどうか聞かれたのは、カバンを床に置くのをやめてイスの背もたれにかけようとしていた時でした。

(ライス無料かぁ。お腹はそこそこ空いているから食べられるけど、ここのラーメンがライスに合うのかどうか分からないから、今回は様子見しておこうかな。それにお昼も炭水化物ばっかりだったし、ただでさえラーメンは体によくないし…。うん、やっぱり今日はやめておこう)

と瞬時に答えを導き出し(こういうどーでもいいことに関しては、僕の頭の回転はメチャメチャ早い)、店員さんに「あ、大丈夫です」と言いました。

 さて、ラーメンを待っている間に頬杖をつきながら思索に耽っていたのですが、よく考えたら「ラーメンを食べに来ているのに健康のことを気にする」っておかしな話ですよね。だって本当に健康のことを考えているのなら、ラーメンなんか食べないほうがいいんです。でもラーメンは食べたい。「ラーメンを食べたい」って考えているとき「健康のこと」なんていうのは、衣装ケースにしまいこんだ季節外れの服みたいに、見えないところに追いやられているんです。

 ここまで考えて「以前にも似たようなこと考えたことある気がするなー」と既視感があったのですが、しばらくして思い出しました。アメスピを吸っている人と話をしたときです。

 僕の周りの喫煙者はなぜかアメスピを吸っている率が高いのですが、彼らはみんな口をそろえて「同じニコチンの量で他のたばこより2倍長持ちするから。コスパがいいんだよ」と言うのです。
 非喫煙者の僕からすると「いやいや。ニコチンの量とかさー、そうやって健康のこと考えるんだったら、そもそも吸わなきゃいいじゃん」って今までは心の中で反論していました。言ってること矛盾してるじゃんって思っていました。

 でも、自分も同じことをしてるんですね。彼らにとってのアメスピが僕にとってのラーメンというだけで、結局根っこは一緒なんです。自分にもアメスピを吸う人の気持ちが分かるようになったかもしれません。もっと言えば、別にアメスピとかラーメンに限らず誰だってそういう所があるんじゃないかって気がしますが、その話はとりあえずおいておきましょう。
 僕はアメスピを吸っている人に対して嫌悪感を抱いていたわけなのですが、実は自分も彼らと同じだったわけで、これってもしかして心理学でいうところの「投影」ってやつなのかな…? 自分の負のイメージが他人の中に表出して見えるっていうアレです。でも、あんまり詳しい定義は覚えてないなー。家に帰ったらちゃんと調べてみないとな・・・・・

 なーんてことを、ラーメンを待っている間に考えていました。ラーメン屋にいるときくらい頭のスイッチをオフにしてればいいんですけど、ぼーっとしているときほど色々考えてしまうものなんですよね。

 アメスピを吸っている人がこれを読んだらどう思うのか、気になるところです。「そうそう、そーいうことなんだよ」と思ってくれるのか、「あーもう全然違うよ。分かってないなー」って言われてしまうのか。もしお読みになっている方がいましたら、ご連絡くださいませ。

2016年8月20日

名古屋のソウルフード

 この前名古屋の友達(別に隠す必要はないので、古橋祐也ヒロコ夫婦です)とスガキヤラーメンを食べていたら「柴ちゃん、スガキヤラーメンって、名古屋のソウルフードなんだよ。知ってた?(知らなかった) あ、そうだ、”名古屋のソウルフード”ってタイトルでブログ書いてよ!」とご依頼をいただきました。

 でもなかなか難しいですね。だって、自分の地元ならともかく、名古屋のソウルフードですよ(笑) こっちに引っ越してきたばっかりなのに。

 色々考えたのですが全然思いつかなかったので、謝罪の代わりとして三題噺を書きます。これで許してください・・・。

 テーマは ソウルフード えくぼ 倒置法 です。
 なんとか3つのワードが入れることができたので、三題噺としていちおう成立はしているんじゃないかと思います。


(この話はフィクションです)

「あいつのことはどうにも好きになれない」と、居酒屋でビールを飲みながら、とあるミュージシャンは愚痴っていた。「腕は確実に俺のほうが上なのに。あいつの方がちやほやされて」
「それは間違いないな。お前の方が確実にうまい」と、友人が相槌を打つ。
「トランペットを吹くときに口元にえくぼができるのがカワイイって、女子に人気があるんだとさ。何でそれで人気が出るんだよ。そんなの関係ねーじゃん。腹立つよな。それに、この前のあいつのインタビュー記事見たか?」
 そういって男は雑誌を取り出してページを開くと、記事を声に出して ーー 本人の渋い声をより一層渋くデフォルメして ーー 音読した。

「僕たちがやっている黒人音楽ではよく”ソウル”って言葉を使いますが、なかなか理解しにくい言葉だと思われているようです。でも、全然そんなことないって思うんですよ。
 身近な例を挙げると、地元で親しまれている料理のことを”ソウルフード”っていいますが、あれはもともと黒人の郷土料理って意味なんですね。あなたが地元に誇りを持ってソウルフードって言葉を使うのと同じように、黒人も自分たちのことを誇りに思っていたんです。ソウルってそういうことなんですよ。こうやって考えると、親しみを感じませんか?黒人の音楽に。」

 読み終えた男は、雑誌をテーブルにたたきつける。

「いちいち豆知識をアピールしやがって、腹立たしい。博学アピールかよ。それにカッコつけて倒置法を使うのも鼻につくよな。こういう細かいところまで気になっちまうよ」

「でもあいつのファンは”そこがかっこいい”って言うんだよ。皮肉なもんだよね」
 そう言いながら友人は、心の中でうんざりしていた。愚痴なんて聞きたくない。そして、男の愚痴話を終わらせるタイミングを伺っていた。

「ホント皮肉なもんだよ・・・。よし決めた。今度あいつに会ったら俺の本心を伝えてやる。中指突き立ててShit!(シット)って言ってやることにした」
「いやいや、違うでしょ。お前の本心は Shit!じゃなくて嫉妬(しっと)だよ」

2016年8月26日

いい酒屋の見つけ方

ネットで酒屋を探しても「どれがいいか分からない!」という人がいましたら、「こんな方法もありますよ」ということでご紹介を。

①まず、自分の好きなお酒を造っている酒蔵のホームページに行く
好きなお酒がない場合は、友達のオススメでも、評判がいいものでも、なんでも。
ただしスーパーやコンビニなど、どこでも手に入るようなものはNG。
ちなみに僕が好きなのは、寺田本家の五人娘。あとは所酒造の房島屋、曙酒造の天明とかも好きです。
②ホームページの中の「取扱店」を見て、近くにある店を探す。
よほどマニアックな酒蔵でなければ、県に1つくらいは扱っている店があります。
③実際に行ってみる
結局は行かないと分かりませんからね(笑) そこで売っているお酒を何本か飲んでみて、好みに合うかどうか見てみましょう。
まあ僕の場合は、お酒の味よりも店員さんが面白いかどうかが大事なんですけどね(笑)
ここに書いた方法もあくまで「いい店に出会える確率が上がる」というだけですので、ご了承を。
ただし、自分の好きなお酒を扱っている店(または友達オススメのお酒を扱っている店)ということで、好みが合う可能性は高いです。

日本酒ずらっと。信濃鶴・房島屋・竹雀・小夜衣・九平次・・・
▲4月からこんだけ飲みました。小さいサイズの瓶なので、普通の人より飲んでない方だと思います

 以下は余談ですが、僕は酒屋に行ったときに店員さんに好みを聞かれても「自分は生酛が好きなんですけど」とか「雄町のお酒ありますか?」とか、あんまり堅苦しいことを言わないようにしています。
 むしろ「ここにあるお酒、全然知らないのばっかりで分からないんで、教えてもらってもいいですか?」って正直に言います。

 あくまで僕の予想ですが、酒屋さんというのは一種のセレクトショップみたいなもので、店主の好み(あるいは何らかの評価基準)があって選ばれたお酒が店頭に並んでいるんだと思います。だから自分の好みはあんまり押し付けないで、その店のセンスに体を預けて、できるだけ「その店らしい」一本を買って帰りたいです。

 それに、「生酛」でも「速醸」でも「雄町」でも「生しぼり」でも、おいしかったらそれでいいじゃんっていうのが僕のスタンスなので、ちゃんとそれを伝えれば、「では、ぜひこれを飲んでもらいたい!」っていう一本を選んでくれます。そうやって買って帰ったほうが、飲んでいても楽しいです。
 あとは、あんまり堅苦しい用語を使うと「俺はこの酒しか飲まん!」みたいな偏屈おやじに見えてしまうので、結局は自分が損するだけですので、そうならないように気を付けています。放っておくとだんだんそうなっちゃいそうなので(笑)