2016年7月7日

まあ、よく分からないけど、面白そうだね

 自分の専門分野について、他人に過不足なく説明するのって難しいですよね。
 今までうまく説明できたことがなく、もはやインポッシブルなミッションじゃないかとすら思うことあります。

 僕は大学では「機械工学科」に通っていたのですが、これを説明するのが難しい。「機械」って簡単そうに見えて、意外と広い言葉なんです。そういえば「メーカー」とか「IT」って言葉も同じですね。

 「大学では機械について勉強してます(してました)」というと、「じゃあ、ロボットとかやってたの?」とよく聞かれました。
 最初のうちは「うん、ロボットはちょっと習っただけだけどね」と答えていました。機械工学というのはさらに10分野に分かれており、ロボットを直接扱うのはその中の4分野だけです。僕はそれほど詳しく習っていません。

「じゃあ、卒業研究では何をやってたの?」
「血液の流れの研究みたいなことなんだけど、うーん、ちょっと説明が難しいんだけど…」
「機械が専門なのに血液の流れ? それって生物学でやることじゃないの?」
「ジャンルでいうとエンジンの研究に近いんだよ。ほら、管があって、その中を何かが流れてるっていう意味では、エンジンと血管は似てると思わない? 管が金属で、中を流れているのが空気とかガスだったらエンジン。管が血管で、中を流れてるのが血液だったら、血管。だから、扱ってるのは生物学っぽい内容なんだけど、工学的にアプローチしてるんだよ」
「ふーん、まあ、よく分からないけど、面白そうな研究だね。ところで、この前貸したマンガのことだけどさ、・・・」

 この「まあ、よく分からないけど」を聞くたびに、失敗したーって思います。自分の話が下手であるせいで、相手の聞く気が失せて、気持ちがズドンと落ちるのが手に取るようにわかります。もう最近は、よほどのことがない限り、自分の研究について詳しく説明するのはやめるようにしています。(もし興味のある人がいらしたら、1年くらい前にココに書いたのでどうぞ。一応誰でもわかるように書いたつもりですので…)

 思うに、「まあ、よく分からないけど」には、思ってたのと違う話が始まっちゃったという不安みたいな気持ちがあるのかもしれません。やっぱり、思った通りに話が進行するのが一番安心しますからね。機械について勉強している → ロボットやってるの? → うん。二足歩行ロボットを開発してるんだ → へー面白そう。アシモみたいなの作ってるんだ ってなれば想像しやすいですからね。急に血液の話になって戸惑うのも無理はないと思います。

 他にも、「まあ、よく分からないけど」には、「ああ、こいつ、語り始めちゃったよ」という気持ちがあるんでしょうね。特に理系の男子って、そういう語るのが好きな人が多いですからね。かくいう自分もその一人。それどころか、僕なんてそれを語りたいがために、このホームページ作ったくらいですから(笑)

 えーと、今回はコピーライターについて書こうかと思っていたのですが、イントロだけで長くなってしまったので今度書きます。全くコピーライターに関係のない話でしたが、どうつながってくるかはお楽しみに!