2016年5月9日

「器」という趣味は、敷居が高い?

気分に合わせて服を選ぶ、というのは誰でも普段からやっていると思います。

例えば暑い日、せめて気分くらいは涼しくしたいから、さわやかな雰囲気の服にする。
また、静かに一日過ごしたいときは、おとなしい色の服にする。間違ってもトゲトゲした色の服は着ないと思います。

気分に合わせて聞く音楽を選ぶ、ということも、特に珍しいことではないと思います。
気分を上げたい時はノリノリのロック。悲しい気分の時はしんみりクラシック、などなど。

今回は「器という趣味は、敷居が高い?」というタイトルですが、一般的に器には「骨董品」のような高尚なイメージが付きまとっています。でも「…千!万!十万!百万!」なんてのはお金持ちの人の話であって、「自分には関係のない世界だ」って僕は思っています。

僕の器に対するアプローチはもっと気軽なもので、服や音楽と同じように「器も気分によってどれを使うか選ぶもの」です。

コーヒーを家で飲むとき、100円ショップのマグカップでもいいけど、ちょっといいものを使うだけでなぜかおいしく感じます。まろやかな味のときと、酸味が強い味のときで、マグカップを変えると楽しいかもしれません。
日本酒を飲むとき、他にコップがないからといって、いつも牛乳を飲んでるコップを使うのはつまらない。マイお猪口を持っていてもいいし、それじゃあ居酒屋と変わらないから、石の内側をくりぬいたようなを使うのも面白いかも。
これだけで、何気なく通り過ぎてしまいそうな日常の時間が、自分のものになります。

ちなみに、誤解を防ぐために書いておきたいのですが、僕は決して芸術肌ではないし、特に審美眼もありません。これは謙遜ではなく、客観的に評価して断言できます。

先週だって、ルーシー・リー展 @静岡市美術館 を見に行ってきたのですが・・・

このお皿を見ながら「この色の器でみそ汁飲んでも、あんまり美味しくなさそうだなー」って考えてました(笑)。自分、センスなさすぎ。
先ほど書いた「気分に合わせて」というのも、結局は自己満足の話です。でも、自分が楽しければOKなので、自己満足でいいんじゃないでしょうか(開き直り)。

あと、お皿を買ううえでネックになるのは予算だと思います。もちろんピンキリなので高いのを買うとなったらキリがありませんが、僕の持っているコップはこの2つ。

左が3900円、右が3250円です。
まあ安くはないんですけど、両方ともれっきとした作家さんの作品です。それに最近はTシャツを買っても2000円以上はしますから(ユニクロは除く)、それと比較すればそれほど高いってこともないでしょう。絶対にTシャツより長持ちしますから、コスパもいいと思います。

この2つを見比べながら「今日はどっちにしようかな」って考える時間が好きなんですよね。本当に一瞬なんだけど。

器のことをベタ誉めしてきましたが、決して器販売店の回し者ではありません(笑)

もし興味を持った方がおられましたら、まずは「陶器 作家 ○○(あなたの住んでいる地名)」でググるところから始めてみてください。

2016年5月23日

雰囲気に飲み込まれる

僕には、友達をレストランに連れて行くときのマイルールがあります。
「同時に1~2人(自分を入れて2~3人)しか連れて行かないこと」です。
3人連れて行くはちょっと多いので、どうしようもないときだけ。4人は完全にアウト。

どうしてかというと、友達には店の雰囲気に飲み込まれてほしいからです。
大人数を連れて行ってしまうと、周りに「いつもの感じ」という名前のバリアを張ってしまって、その店にいる意味がなくなってしまうんです。結局、いつものメンバーで「いつもの感じ」な雰囲気の中で、食べるものだけ違うという状況になってしまうんです。せっかくだから、その店の雰囲気の中に体を浸して、ちょっとした非日常感も楽しんでほしい。そこで楽しめるかどうかが、その店のことが好きになるかどうかのリトマス試験紙になると思います。
だから、否応なくその店の雰囲気に飲み込まれる人数、つまりバリアを張っても負けてしまう人数がいい。それが、自分を入れて2~3人までです。

ところで、昔部活をやっていたときの話なのですが、とある新入生がわんさか友達(同級生)を連れてきたことがあります。もう覚えてないけど、10人くらいいたと思います。で、部室ではその人たちだけでおしゃべりして楽しんでる。僕たち(彼らから見て先輩)と意識的に距離を置いているわけではないと思うのですが、まぁ同級生が近くにいたらそっちに行っちゃうよねって感じで。
正直言って「うちらと仲良くする気ないなら出てけよ」って思ってました。
僕だってその部活が特別好きだったわけではないし、色々小さい不満もあったけど、話してて面白い人がいたり、みんな実力者だったから練習ではいい勉強をさせてもらったりと、それなりにささやかな楽しみもあったわけです。おそらく部員全員が僕と同じように「ここは楽しい」っていう部分と「でもあれは気に入らないな」っていう部分を抱えていて、そういったそれぞれの思いがなんだかんだでバランスを保っていたのが「部全体の雰囲気」なわけです。
でも新入生は、そんなのお構いなしでズケズケと入ってきた。それまでの部の雰囲気なんて気にも留めずに。

僕が彼らにお願いしたかったのは「空気を読め」ということではなくて、「まず空気を観察してほしい」っていうことなんですよ。観察すればどんなところなのか分かるはずだし、何よりも「観察しよう」という姿勢を持ってほしかったです。そういう謙虚さがあれば、誰だって受け入れますから。それに、観察した結果「あ、俺には合わないな」って思ったなら、そのときは抜けてくれればいいんです。

こういう反面教師的な経験を踏まえて、僕がどこかにお邪魔する立場になったときには、「ここはどういう所なのか、教えてもらえますか?」という姿勢で臨むようにしています。最低限の専門用語も分かるように、事前に少しは勉強していくこともあります。そうすれば相手には「この人は分かってくれるだ」と思ってもらえるし、それが結局は自分が楽しめるし、いい関係性を築くことにつながるんじゃないかなって思います。

2016年5月31日

1泊2日で京都へ遠足

オーストラリアつながりの人たちで「久しぶりに会おうよ」ということで、この前の土日は大阪・京都に行ってきましたー。

主な目的は、おさだ建築工房の事務所の見学と、airbnb を始める翼さんの町屋を見学することです。


▲名古屋から、古橋祐也ヒロコ夫婦の車で行きます。シンイチさんも合流して、4人で出発!
オーストラリアつながりの4人なのに、もはやオーストラリアの話はあまりしませんね。

▲ぬいぐるみを愛でるヒロコさん

4人でおしゃべりしていたら、あっという間に大阪に到着です。
何しゃべったか覚えてないけど、よく笑ったような気がします。


▲昼食からおっくーこと奥村くんと合流です。
同じくオーストラリアつながり。年上なのに奥村くん。それどころか、タメ口でしゃべってます(笑)
おっくーの近くにいると、敬語を鎮められる気がするんです。でも気のせいだったらごめんなさい(笑)

お昼ご飯を食べた後は、長田さんの建築事務所へ移動です。


▲僕とおっくーは2人でモノレール移動。
完全に余談なのですが、僕はオーサカ=モノレールってバンドが好きなので(シドニーではライブを見に行った)、
アナウンスで「本日は大阪モノレールをご利用いただきまして…」って言うのを聞いたときには
「これがあの!」と一人でテンション上がってました。

▲長田さんの事務所にお邪魔しました。
長田さんは、僕がオーストラリアでお世話になった田村さん(APLaC)の古くからのお友達です。
事務所を見学しながら「明るくて空気がよくて、開放感があるな~」などと考えながら
隅々まで観察したり、壁をぺたぺた触ったりしていました。

▲BGMをかけながら、色々と音楽の話をしてくださりました。
(写真は、テザリングでスピーカーに電波を飛ばす長田さん)
僕以外のみんなもそれぞれおしゃべりに花を咲かせていました。話題は尽きません。

3時半くらいまでずっとお邪魔していました。そのあとは、翼さんの町屋がある京都市内へ移動です。

僕とおっくーは再び電車で移動(なんで名古屋を出発するとき、4人しか乗れない車を選んでしまったんだ!)


▲餃子の王将 第1号店発見!


▲(二条城の周りを歩きながら)
自分「この外堀、何から何まで静岡の駿府城にそっくり。
岩の大きさとか、石垣の高さとか、ここから堀を超えて石垣までの長さとか」
おっくー「二条城は徳川家康が作ったんだよー。駿府城も同じ徳川家だから似てるんじゃないかな」

▲5時ごろ、町屋に到着です。

▲中には翼さんのお友達がたくさんいらして、貴重なお話を聞くことができました。
自分がなかなか会ったことのないタイプの人たちで、すごく面白かった。(撮影:ヒロコさん

▲輝く翼さん (撮影:ヒロコさん

6時ごろから翼さんのお友達とはお別れして、夕飯を食べに行きました。

が、食べたり飲んだり語ったりするのに夢中だったせいで、写真がない!
地元の人に教えてもらわないと行かないような店で、おいしかったです。
しかも4時間も飲んでたのに、一人1600円という嘘みたいな安さ!

このあと、再び町屋に戻って、飲み直しながら夜中の2時くらいまで語り合い、就寝 Zzzzz

▲翌朝。あまりに素敵な家なので、パシャパシャ写真を撮っていました。
前日飲んだ空き瓶には、目をつぶってください(笑)





そのあと、祐也さん、シンイチさん、自分の男3人組で、朝っぱらから銭湯へ。
まぁ「朝っぱら」といっても、起きるのが遅かったせいで、10時半くらいの話なんですけどね。


▲船岡温泉。銭湯なのに檜の露天風呂があるのが嬉しかった。
後で調べたら、1923年から今5代目まで続く、老舗の銭湯なんですね。

てな感じで、お昼には帰路に着きました。混雑もなく、スムーズに帰れてよかったです。

2日間は「遠足」って感じで、祐也さん、ヒロコさん、シンイチさんと4人で子供心丸出しで楽しかったですー!


運転ありがとう!