就活とおばちゃん

昨日、就活を始めてから最初の面接に行ってきました。
自分は緊張しいなので不安だったのですが、結構大丈夫でした。よかった~
気を紛らわすために始まる前は同時刻に受ける人と控室で雑談。
「僕、この自己紹介用紙、昨日の夜書いたんですよ~」
「ホントですか?私もです(笑)」
とかしゃべってたらあっという間に開始時間に。(このブログをあの会社の人事の人に見られたらヤバイけど、見てないと思うから大丈夫笑)

面接も和やかな雰囲気の中でやってくれたので、ただの雑談って感じでした。20分だけだったけど自分のことは分かってもらえたと思うので、あとは向こうに決めてもらいます。
やっぱりワーホリのことは食いつくんですね。「オーストラリアで何をしたんですか?」と聞かれたので、本当だったら「ハイ来た!」と言わんばかりに「ワーキングホリデーって、別に何もしなくてもいいんですよ。というのもですね…」とずーっと話しながらハイボール片手に唐揚げとシーザーサラダをつまみたいんですけど、まぁ面接なので「まずは生活しないといけないので、住むところと仕事を見つけて…」くらいに答えました。それでも「さすが」といったら失礼ですけど、やっぱり人事の人は話の引き出し方が上手というか、気分よく話せるように相槌を打ってくれたり、話を広げる質問をはさんでくれたりするので、とてもリラックスしていつも通り話せたと思います。
ただ、エントリーシートの「大学生活で一番頑張ったことは?」のような質問に対して、最近ワーホリのことを書きすぎています。これは"はかいこうせん"使いすぎ(ポケモン)と同じで、よくありません。ここぞというときにのため温存しないと。


で、面接が終わった後。
ビルを出ようとしたら、オフィスの警備員の人が外国人のおばちゃんに道を聞かれて困っていました。「Hello! Shall I help you?」と話しかけると、どうやら品川駅に行きたいとのこと。
「OK! Tokyo station is right there and you can go to Shinagawa by Yamanote line from here. I'm going to Shibuya now so let's get on Yamanote line together」
と答えながら「あー、昔ほど無意識に英語しゃべれなくなってる」と軽くガッカリ。
どうやらアメリカのジョージア州から来たらしい。見た目から判断してネイティブアメリカンかな?
そのおばちゃんがとても陽気で楽しい人で、品川に着くまでの約20分間、おしゃべりに花を咲かせていました。
「ちょっとゆっくり話してくれますか?」とお願いすると「何言ってんの。私たちコミュニケーションできてるじゃない」と言って背中をバンバン叩かれたり、いままでどんな国に行ったかを聞いたり(ほとんど全世界に行ってるらしい)。
その嬉しそうに話す様子を見ていたら、インドに行った時の気持ちがフラッシュバックしてきました。全てがゴチャゴチャしていて、だからこそ人の温かみを伝わってきて、「俺、生きてるー!」と実感できた、あのときのゾクゾクを。
品川の前の田町に着いた頃、「自分も旅が好きなんだけど、最近始めたばっかりなんです。だからまだあんまり色んな場所には行けてないです」と言うと「心配しなくてもいいって。旅が好きって気持ちさえあればこれからどこにでも行けるから。私も旅が大好きよ。だから私とあなたはつながってるわね」
そしておばちゃんは、日本語でありがとうと言って、電車を降りて行きました。
オシャレなこと言うね、おばちゃん。勇気出てきたよ。こっちこそありがとう。


またあのときの借りを返し損なってしまいました。



話はさかのぼって1年半前。インドのコルカタに行ったとき。
友達の家に遊びに行ったあとの、帰り道の話です。
来たときと同じ道を戻ればいいだけだから簡単だと思っていました。バス47に乗って、Belgachia駅で降りる。駅に着けばあとは大丈夫。
しかし時刻は夜6時。すでに日は暮れ、来た時と外の景色は全く違っていました。

20150408

おまけにバスの中はぎゅうぎゅう詰め。窓の外は見えません。車内アナウンスなんて、もちろんない。

ヤバい…どこで降りるかわからない…誰かに教えてもらわないと…

「Excuse me. I want to…」「No.」
「Excuse me…」「No.」
コルカタの第一公用語はベンガル語。英語を話せるのはほんの一握りの人だけです。焦りました。

5人くらいに話しかけても全部返事はノー。このままじゃ家に帰れないんじゃないかと軽くパニックになりかけた、そのとき。
近くにいた人に、肩をポンポンと叩かれました。
「You're going to Belgachia station, right? I'll let you know.」
やった!英語が通じる!これで家に帰れる!しかも、駅に着いたら教えてくれるって!
この時の安心感は今でも強烈に覚えています。

駅はすぐそこだったのでおしゃべりする時間がなかったのですが、バスを降りる直前も「Do you have a ticket?」と声をかけてもらい、その優しさが身に染みました。


あのときの恩は絶対に返したいと今でも思っています。だから、言葉が通じたときの安心感を与えるのは、僕の義務だと思っています。
英語が話せる人がそれほど多くない日本では、なおさらです。

ああそれなのに、自分がおばちゃんを助ける番になったら、逆に教えてもらうことばかり。
「あの時の恩を返し切った」と思えることは、これからもないのだと思います。

僕をこの無限ループの中に入れてくれたあのインド人には、本当に感謝しています。

言葉の断捨離

子安文さんのブログをさかのぼって読んでいたら「言葉の断捨離」というタイトルのこんな記事がありました。

『何かを辞める』というのはゴミと同じで定期的に行わないと、人間が腐ってしまう。
人間関係、モノ、そして特定なものに対する執着も。精神的なダイエットと私は呼ぶ。
 (中略) 
もっとも簡単なやりかたは、『特定の言葉の表現を辞める』こと。例えば、「わかってはいるけどやめられない」、「わかっているけどできない」という表現。


「言葉の断捨離」という言葉を聞いた瞬間に「やってみよう!」と思いました。
僕の思うに、これって単純にボキャブラリが多い/少ないという話ではないと思います。いつも同じ言い回しをしているということは、いつも同じ思考回路を使っているということ。それでは思考が淀みます。
しかし、言葉の断捨離をして普段とは違う表現を使えば、新しい知見を得ることができて、新陳代謝がよくなる。「精神的なダイエット」というのは、言い得て妙だと思いました。

そしてズキッときたのは、自分には思い当たる節がたくさんあること。

というわけで思い立ったが吉日。早速実践しました!
自分の書いた文章を読み返し、よく使う表現を探してみました。つまり「捨てるべき言葉」ですね。
100%使わないのは無理だとしても、文章を書くときくらいは意識して他の表現を探すようにしたいと思います。

●「というわけで」
さっき使いました(笑) この言葉は、前フリから本題に入るときに便利なんですよね。

●「なんとなく」
自分の気持ちを言葉で正確に伝えるのは難しいです。ダーツで例えると、的には入ってるんだけど真ん中には当たらない感じ。その誤差を埋めるために、「なんとなく」というあいまいな言葉を使って守備範囲を広く取ることがよくあります。それで自分の気持ちが伝わった気になるのですが、ほとんどの場合は伝わっていないです。

●「個人的には」
僕には、自分の意見を一般論のように書いたり言ったりしてしまうという悪い癖があります。でも「個人的には」をつけるだけで、「これは僕の意見ですよ」というアピールになるので便利です。
でも本当に文章が上手い人は、そんな直接的な表現は使わないように見受けられます。
主観と客観の使い分けをわきまえているから、自然と文章にも表れるのだと思います。


いずれも共通するのは、僕がドンピシャな表現を探すことから逃げている点。これではどんどん無難な方向に進んでいき、守りの思考回路になってしまいます。
これは時間をかけてでも直したい。そのためにはインプットを増やすのはもちろんのこと、それをいつでも取り出せるようにしなくてはいけません。


●「油が多いけどしつこくない」
食べ物のおいしさなどを説明するときに、本来は両立し得ない二つの言葉を並べるとなんとなくすごさが伝わる感じがするので、これまで散々使ってました。
料理だったら「油が多いけどしつこくない」
テレビ番組だったら「ふざけてるけど真面目」
2週間前に書いたJBの記事でも、「音楽であって音楽でないところ」って書いてますね。

これは本当に相反する二つが両立していて素晴らしいからそのように書いているのですが、それ以外の見方ができなくなる恐怖があります。
新しい「よさ」を探すときには、新しい角度から切り込むように意識していきたいです。


そんなわけで、みなさんも思い当たる節があったら実行してみたらいかがでしょうか。普段使わない筋肉を使う、いい機会になると思いますよ。


ああ、締めくくりの入り口に「そんなわけで」を使いすぎだ。他の締め方もできるようにならなくちゃ。

MOPラジオに再び出させてもらいました

石渡航平さんのMOPラジオに再び出させてもらいました。5回分も(笑)今日から順次更新されると思います。
「もっとあーすればよかったなー」と思うところがたくさんあるので、また今度ここに書きたいと思います。
とりあえず宣伝ということで(笑)

iTunes → MOPラジオ

航平さんのブログからも聞くことができます。

映画「ザ・トライブ」見ました

先日、映画「The Tribe」を見て参りました。「全編手話のみ。字幕なし」というのを聞いてビビッと来たので、映画館に直行です。
ネタバレもどうかと思うので感想にとどめますが、あんまり好きじゃないかなー(^^;)
結構過激なシーンがあるので、思わず目を背けたくなるときがたくさんありました。見ちゃいけないものを見てしまったような。できればこういうのは知らないでおきたかった。

でも、見に行ってよかったですね。
自分は今までノホホンと能天気に生きてきたので、人間の心が闇がこれほどまでに深いとは知りませんでした。それも、そういった世界は地球の反対側にあるのではなくて、ふとしたきっかけで目の前に現れるかもしれない。それどころか、それはみんなの心の中に棲んでいて、いつ自分の中のブラックホールに自分自身が飲み込まれてしまうか分からない。
この前「ナニワ金融道」というマンガを読み、「裏には裏のやり方がある」というのを知って怖くなったのですが、それよりも恐ろしかったです。

それと、音響がよかったです。台詞も音楽もないので、身の回りにあふれている音が響きます。車のエンジン音、風の音、コツコツと廊下を歩く足音。あんなに何気ない音に、意識を払ったことなんてなかったですから。

途中からは、彼らが聾唖だということを完全に忘れていました。というか、手話すらあまりなかった。それでも怒りや期待といった感情が伝わってきました。それほど普遍的なものを描いているのだと思います。
それだけにラストシーンはショッキングでした。内容もさることながら、「そうか、彼らには音が聞こえないんだった」と忘れていて。ダブルパンチ食らいました。

ちなみに書いておくと、「少年は愛を欲望した 少女は愛なんか信じていなかった」ってキャッチコピーがあるのですが、あんまり愛は関係ないと思います。どちらかというと、人間の黒い部分に焦点を当てた作品なのだと思いました。
それとも、僕がそう思うのは、本当の愛を知らないから???

あんまりオススメはしませんが、興味のある人はどうぞ。

本当はこれ、本題に入る前の余談として4~5行だけ書くつもりだったのですが、余談には多すぎる量になってしまいました。

俺、こういう映画評論みたいなことし始めちゃうの??
目指せライムスター宇多丸!?笑

文房具へのこだわり ~消しゴム編~ 【超重要な追記あり】

かいんだフリスクの京都サミットが終わって帰ってきましたー。
いやぁ、なかなか楽しかったです。今回は3人の方と初めてお会いすることができて深く話をすることができたので、非常にいい時間を過ごすことができました。本当に大学生がこんなところにいていいの?(笑)って感じでしたけど、みなさんそんなことに気にせずに話をしてくれて、とても居心地がよかったです。

それと、僕のワーホリ体験談がアップされました!! 田村さん、ありがとうございます!
これまで田村さんと膨大な数のメールをやりとりして、その一部はここにアップしましたけど、こんなのはまだまだ一部です。これから追加していかないと。
紹介文では、田村さんに「おいしい店の探し方」や「シドニーの信号ボタン押し心地の快感について」などのリクエストをいただいてしまいました。

京都サミット、メール書簡、田村さんからのリクエストなど書きたいことが山ほどあってどうしようか迷ってしまうのですが、そういったタイムリーな話題は全部スルーして、今日は僕の文房具に対する熱いこだわりを書きたいと思います(笑)


僕のしょーもないこだわりを延々と書くつもりなので、時間をドブに捨てる覚悟のある人だけ読み進めて下さい(笑)


→ 内容がマニアックすぎるということで、こちらに移管しました。喉から手が出るほど読みたい人だけどうぞ。