就活はじめました。

帰国してから目を背けていた就活ですが、とうとう始まってしまいました。

一週間前に。

シューカツなんて、スーツを着た気持ち悪い団体だと思って毛嫌いしてたし、
今まで企業研究なんて全くやってなかいし、(てか企業研究って何?)
「エントリー」と「エントリーシート」の違いを知ったのは、たったの3日前です。

でも、さすがにシューカツしないとヤバいねーってことで、本日、初めて合同説明会なるものに行ってみました。


(ちなみに
エントリー=あなたの会社に興味があります宣言。エントリーをすると、会社説明会などの日程を教えてもらえる
エントリーシート=面接前に提出する書類。これが書類選考になる。

って理解で正しいんですよね? >詳しい人)

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行ってみた感想

就活って意外と面白い!!





朝10時。ビッグサイト到着。
今までは Big Site=大きい場所 だと思っていたのですが(そんなに真剣に考えていたわけではないけど)
駅で見つけた英語表記では「Big Sight」と書いてあった。

調べてみると、

「英語表記については、SITE だと普通すぎるので、将来多くの来場者が来てほしいという思いを込め SIGHT の字が当てられ TOKYO BIG SIGHT となった。」(ニコニコ大百科より)

なるほど。たくさんの人が「見る」から「Sight」なのね。


それと、ビッグサイトって初めて来たんですけど

メインの部分って
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じゃなくて

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なんですね(笑)


受付を済ませ、文系のブースへ。
僕の知り合いの方はご存じかもしれませんが、僕は理系です。工学部です。メーカー志望です。

技術者の卵が欲しい大企業が集まっているところもあったのですが、そこには全く行きませんでした。


いろんな先輩が「合同説明会は行かなくていいよ」と言います。
「あんまり詳しく説明しないから。ちゃんと話が聞きたいなら、その会社の単独説明会に行った方がいい」と。

つまり合同説明会は、”浅く広く”話を聞くのにちょうどいい場所らしい。
というわけで今回は、全く受けるつもりがない分野の企業の話だけを聞いてきました。 こんな機会でもないと、メーカー以外の業界のことについて知るチャンスなんてないでしょうから。


結果大正解!
今まで全く自分と関わりのなかった業界がどうなっているのか、ということについて、それぞれ40分くらい話を聞くことができて、面白かったです。

僕がブースに行ったのは、商社・アパレル・印刷・建築・銀行。 
一番面白かったのは、メーカーとは正反対の位置にあるアパレル!
どこも募集してるのは営業だったのですが、会社の中がどうなっているのか、どんな事業をやっているのかについて説明していました。これが、聞く人を惹きつけるように話すから面白い! どこもプレゼン上手です。

今手元にあるのは、椅子に座りながらテキトーに書いたメモ用紙だけなのですが、このメモをもとに、記憶が残っているうちに聞いた話を書き起こします。そうしないと、メモも記憶もどこかに行ってしまいそうなもので。
書き方はフリースタイルですのでお許しください。

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1社目:サンコーインダストリー(商社)

(1)ねじ商社の役割は、ねじメーカーと製造業の間。製造業者の注文を受けて、倉庫の中から指定されたねじを売る。
(2)月に3200万本売れる
(3)リーマンショックの時は売り上げが激減したものの、黒字経営。その理由は「人間の生活が続く限りものづくりは続き、ものづくりが続く限りねじを必要する人が必ずいるから」
(4)スカイツリーにもねじを売った。が、利益が出るまでタイムラグがあった。
なぜなら、ねじを売った瞬間にお金が入るのではなく、スカイツリーが完成し、テナントが入り、スカイツリーの売上が出てから、会社にお金が入るため。
(5)営業の外勤は週に2~3日。親近感をもってもらうため。

【感想】
(2)について、「これ本当!?」って思った。ねじってそんなにたくさん売れるの?3ヶ月で1億本!?
この数字については、今度ちゃんと調べてみます。
(4)については信じられない。スカイツリーを作ってる会社は、銀行に借金してでもすぐにねじの代金を払うべきじゃないの?利益が出るまで支払いを後回しにできるものなの?会社が倒産したらどうするの?
これについては、知り合いの詳しい人に聞いてみます。

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2社目:Maker's Shirt 鎌倉 (アパレル)

ここはプレゼンが楽しかったです。腹式呼吸で話してるから遠くてもよく聞こえるし、ジョークを織り交ぜながらの解説は一品でした。

Maker's Shirt 鎌倉の強み① SPA方式の採用

SPAとは?
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商社=全世界にネットワークを持ち、どこで早く安く商品を作れるか教えてくれるところ
メーカー=新商品を開発するところ

これが一般的な流通の仕組み。この中から「商社」と「メーカー」を取っ払ったのがSPA。
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つまり、自社ブランドを作り、自分たちで商社・メーカー的な動きもこなす。

Maker's Shirt 鎌倉は日本で初めてSPA方式を採用。
ちなみに、世界初はGAP。現在この方式を取り入れている有名な会社は、H&MやForever21など。
近所のお弁当屋さんもSPA方式である。

Maker's Shirt 鎌倉の強み② 低価格・高品質

シャツの原価率(原価の平均値)はおよそ20%。これはアパレル業界の常識。
しかしこの会社のシャツの原価率は60%。
さらに全て日本製。ちなみに、日本に流通している服のうち、日本製のものはおよそ3.5%。

そのため、客は同業者が多い。そのような事情を知っており、この会社のシャツが”買い”であることを知っているため。

【感想】
SPAって今まで知らなかったから簡単に調べてみたが、やっぱりデメリットもある。
例えば、全て自社で管理するためリスクが大きい。全て自分たちで手掛けるため手間がかかるなど。
なんで原価率60%でもやっていけるかについては詳しい説明がなかったが興味のある所。
話をしてくれた人(人事)が日本人離れの明るさで「海外経験あるのかな?」と思っていたら「英語は全く話せない」とのこと。でも、ニューヨーク出張の話で「英語が通じなくてもなんとかなる」という話をしていたのは驚きだった。こういう人は英語ができなくてもやっていけるんだな、と。

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3社目:大日本印刷

ここを見に行った目的は「今は電子書籍の波が来てるけど、印刷業界はどうするんだろう。そして、どうやって就活性にアピールするんだろう」と興味があったから。10%くらい冷やかしの意味もありました。すいません。
しかし見に行くと、冒頭から「本や雑誌を売ってるだけだと勘違いされがちだけど、実際は印刷の技術を応用して幅広いフィールドの事業をカバーしています」とアピール。一本取られました。

フィールド①:電子書籍
出版コンテンツを売っているため、媒体は関係ない
より見やすくするための専用viewerの開発も。

フィールド②:パッケージ
ペットボトルのラベルやお菓子の箱なども。
印刷だけでなく、材料、形状の設計なども。ポテチの袋は、フィルムを重ねて密閉している。

フィールド③:ICチップ
クレカ・SIMカード・SUICAなどのICチップの製造。個人情報が漏れないようなセキュリティ

フィールド④:スマホのディスプレイ
スマホのディスプレイのカラーフィルターの開発。簡単に言うと、フィルターに色が"印刷"されているため、色がついて見える

フィールド⑤:フローリング
本物の木でできたフローリングもあるが、大抵は違う。それを木のように見せるための材質、表面の印刷など。
さらに機能性も備えていなければならない。水、紫外線、強度など。

つまり 印刷会社≠印刷業界 ということです。

また、BtoB なので知り合いの会社が多い。
そのため、お菓子+キャラクターのコラボ商品開発の時などには、それぞれの会社の間の役割も果たす

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そういえば、リポD、タダで配ってたのでもらいました。ありがとうございました。
何本かもらって持って帰ろうと思ったら、その場でフタをあけられてしまうんですね。ケチなことを考えてすいませんでした。
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6社目:三菱UFJ信託銀行

■銀行と信託銀行の違い
銀行が取り扱うのはお金だけだが、信託銀行はお金以外にも取り扱うものがある。

■支度銀行がお金以外に取り扱うもの4つ

①不動産
土地を運用したり、アドバイスをしたりする
例)昔住んでいた家をほったらかしにしているおじいちゃんと、新しく家を建てたい人の仲介

②年金
(あまり説明がなかった)

③証券代行
株配当のシステムをつくる、など。また、上の人たちに経営のアドバイスをすることも。
社長が株主総会で質疑応答をしなければいけないので、その練習

④相続
遺言を書かないと相続できず、その場合は弁護士と戦うことになる。
資格だけではどうにもならないため、相手の気持ちになり、その資産(遺産)の価値を理解することが大事

話をしていた人は相続関連の仕事をしているそうで、その話が聞いていて引き込まれました。
あるお客さんのお宅にお邪魔したとき、柱に削った後を発見。孫の成長の印にしていたとのこと。
さらに、孫との思い出や、その人の人生論を聞く。
その後に、その人が持っているお金を、死後どう分配するかという話になる。もらい泣きしてしまうとのこと。
ただ単に、お客さんの事務手続きのお手伝いに行っているわけではない。

他のとあるお客さんは、子供なしの夫婦。
2人ともシャイで、なかなか話をしなかったため、最初のうちはただお茶をするだけ。
遺言を書かないと相続は出来ないが、そのような人と最初から遺言の話をするべきではない。
次第に心を開いてくれて、思い出のアルバムを見せてくれるようになった。
最終的にわかったことは、その人は5億以上の資産を持っていたこと。
他の会社とは馬が合わず、「他に、私たちに興味を持ってくれる銀行はなかった」と言われ、また泣いてしまった。
子供がいないということは、誰にお金が行くか、それだけ慎重に考えなければいけない、ということである。

話をしてくれた人が営業の経験を踏まえて伝えたいことは
・人にとことん興味を持つ
・どう見られるかより、自分が信じるかが大事
・「このお客様の人生を守り抜く」という覚悟が必要で、自分で何とかしようとする意識があるかが大事

面接で見るのは「その人らしさ」
落ちる人は、だいたい時間内に自分らしさを見せることができない人。
自分の軸と会社の軸が合うかが重要。自分のいいところばかり言うのではなく、弱みも見せてほしい。
と言っていました。

いい話聞いた~。
それと、「証券」ってよく知らないので勉強せねば。ググってみたら「FX」とか「先物」とか難しい単語が並んでました orz

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そんなわけで、意外と就活楽しいです。
まあ、まだ始まったばっかりで、数週間もしないうちにゼーゼー言ってるかもしれません。

でも、そんな毛嫌いするほど悪いものではないことが分かってよかったです。

帰ってきてからラーメン食べに行って、そのことも書こうと思ったんですけど、またの機会にします。

HPはじめました。

約1か月前に宣言した「自分のサイトをつくる」件ですが、
お金払ってサーバー借りて、とりあえずやってみました。

まだ人にお見せするような出来栄えではありませんのでご了承ください。

こちらからどうぞ。


ロリポップでサーバー借りて、ムームードメインで独自ドメインとって、FFFTPなるソフトをインストールして、
5時間かけてなんとかここまで来たものの、難しい言葉の嵐で発狂しそうでしたorz
でもなんとか1日で終わったのでよかったです。




またいろいろやってみます。

HTMLな日々

先週作った自分のホームページですが、だんだんと形になって参りました。

http://shibayamatakeshi.com

最近、毎日一日中HTMLとにらめっこしていておりまして。
そうすると何が起こるかといいますと、日常の風景もHTMLに見えてくるわけでございます。

青い空。白い雲。

あの大きい雲は style="float:left" を使って左に回り込ませれば、小さい雲をその右に配置できるなぁ。

背景はスタイルシートを使おう。background-color: #87cefa; で、背景がスカイブルーになった、と。


なーんて風に考えてしまうようになってしまいます。

こうして、情報化社会の犠牲者がまた一人増えてしまった。。。



話は変わりまして、APLaC の田村さんに紹介されて、4人の方々にお会いしてまいりました。

本当に、人と話をするというのは刺激になりますね! 

最初に会った2人とは、等身大の自分で話せるような相手だったのが本当にうれしかったです。
ワーホリから帰ってきてから話が合う人が周りにいないわけなんですけれども、ちゃんといるじゃん!って発見が本当にうれしい。

もう正直、大学の友達とは真面目に話したくないんですよ。話半分に聞いてる。
この前なんて就活の話をしてたら「アフリカは治安が悪いから出張に行きたくない」とか言ってて、あーもーいつまでそんなこと言ってんだよ。お前アフリカ行ったことあるのかよ。それに治安の話をするんだったら、アフリカの治安よりも、日本の自殺者3万人の方がよっぽど怖いわってなってしまう。これは極端な例だけど。

帰国した直後は本当に孤独すぎて、良くも悪くも自分が日本人に戻ってしまうんじゃないかって思っていました。
でも3週間たったくらいから、周りから一歩引いて、流すべき部分は流して、やりすごせるようになってきました。
そして最近は、孤独じゃないってことが分かってきました。

後に会った2人は、自分にないものを持っていて、とても刺激になりました。

一番印象に残っているのは、直感を信じないって話。

自分はワーホリで直感が鍛えられたおかげで「俺はこれがあるから、どんな状況でも自分を正しい方向に勧めることができる」って過信してたんですけど、「直感でダメと判断したとしても、それはよさを引き出せなかった自分の責任だから、もっと時間をかけたい」という話を聞いて、頭をたたかれた気分になりました。

例え自分と同じ考えを持っていたとしても、少し視点が違うから物事が立体的に見えてきます。
「いい人」と話していると「何が足りないか」が見えてくるので、本当に刺激になりますね。




またまた話は変わりまして、就活について。

いろんなの説明会、OB懇談会に足を運んでいるんですけれども、一番感じるのが「雰囲気の違い」です。

今までは「同じ職種だったらどの会社も同じでしょ」と思っていたのですけど、全然違う。

明るい雰囲気・冷静な雰囲気・年上が絶対視されている風潮・少人数でアットホームな雰囲気 などなど。

人事の人も、そういった「会社の空気」を伝えるようにプレゼンをしてくださっているのが、とてもよく分かります。

この「雰囲気の違い」が本当に面白い。自分は技術系なら何でもいいので、
「もっと他のを見てみたい」
「もっといいところがあるんじゃないか」
って思いで、スケジュールに説明会の詰め込みたくなる。

そんなことをしていると、オーストラリアのシェア探しを思い出します。ああ、あれやっといてよかった。

ARTE主催「通貨発行権 スタディツアー」に参加した感想

ARTEの主催する「通貨発行権 スタディツアー」に参加してきました。
集合場所は首相官邸前。
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警察に見張られてます。それも結構な数。

始まる前にプレイベント。来た人から順番にお札を破りました。
任意なので破らなくてもいいのですが、自分の知る限り全員やってましたね。
自分はチキンなので千円札をビリッと破っただけですが、中には一万円札を半分、さらに半分、さらに半分!と破る強者もかなりの数いました。

公式HPには

さまざまな感情や感覚が湧いてくるでしょう。今までいかにお金に縛られていたか気付く方もいるかもしれません。その感覚を楽しみ、噛み締めていただければと思います。

と書いてあり、自分も色々と思うところがありました。

破った瞬間に感じたのは「あ、こんな簡単に破れるんだ」ということ。物理的な意味と精神的な意味の両方で。

物理的な意味で言うと、思ったより力が要らないんですね。偽装防止のためにいろいろ細工がしてあるから強度がありそうっていうイメージが勝手にあったのですが、破り始めたら意外とあっさり。コピー用紙を破る感触と変わりませんでした。

精神的な意味は、やっぱりお札を破るというのはためらわれるわけです。心のどこかで「やっちゃいけないこと」「もったいない」っていう先入観があるから。
でも、そんなのはただの感情なので、ある程度は理屈も介入させるべきだと思います。
「やっちゃいけないこと」という先入観ですが、じゃあ、なんでやっちゃいけないの?と聞かれたら「・・・」と口をつぐんで困ります。やっちゃいけないもんはやっちゃいけないんだ!は答えになってませんね。
もちろんそういう本能や感性は大事にしなくてはいけないと思いますし、場面によってはその方が大事になることもありますが、そういった感性を全く理論で肉付けできない場合、自分は先入観や思い込みであることを疑うようにしています。
そんなわけで、お札を破った瞬間は非常に気持ちよかった。ゼロがイチに変わる気持ちよさです。

人によっては
「お札というのは日本銀行の顔であり、それを破るというのはカメラの前で国旗を燃やすのと同じく反逆の狼煙を上げる意味がある」
とか考える人もいるのかもしれませんが、自分はまだ日銀のこととかよくわかりません。
お札を破ったことをきっかけに、通貨発行の仕組みを考えようと思うようになりました。

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首相官邸前、立法、官僚、中央銀行を順番に見て回る権力ゴールデンツアー(笑)を他の参加者の方々と一緒に歩きました。
デモではないし、暴動を起こすわけじゃないです。4~5人の少人数グループでのこのこ歩くだけです。

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財務省と国税庁。奥にちょこっと見えるのが外務省。

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経産省

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IMFと世界銀行が入っているビル。外に何も書いてなかったので、警備員の方に「この中にIMFが入ってるんですか?」って聞きました(笑)

丸の内や霞が関を歩きながら
「あれが金融庁か、、、財務省と何が違うの??」
といったことを考えるようになり、世の中に関心を持ついいきっかけになりました。

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日銀に到着。

そのあと、みんなで食事をしながら2時間ほど熱く語り合い。

簡単に「通貨発行権」や「日本銀行」について下調べはして行ったつもりでしたが、みなさんの知識の深さ&熱い思い&行動力には脱帽。あの空気の中にいさせてもらったのはとてもいい経験です。
反ロスチャイルドとか地域通貨とか羊毛刈りとか、そういった言葉が当たり前のように出てきて、それを知ってることを前提に話がどんどん進んでいくので完全に置いてけぼりでした。

本当に参加させてもらってよかった。これをきっかけに、さらに一歩足を踏み出すことができそうです。

次回も企画しているとのこと。今回は完全に受け身で話を聞いているだけだったので、次回までに自分の意見をしっかりと持っておかないと。


LGBTについて

先月の話ですが、フジテレビのNONFIXというドキュメンタリー番組で、東小雪さんと増原裕子さんというレズビアンのカップルを取り上げていて、興味深く見てました。

フジテレビNONFIXのホームページ

東小雪さんのブログ

オーストラリアでは多くの人に受け入れられているゲイやレズビアンですが(普通すぎて意識しないレベル)、やはり日本では風当たりが相当強いようで、具体的にどのような困難に直面しているのかが一年以上の取材を通じて描かれていました。

この放送を見て色々と思うところがあったので、順番に書きだしてみたいと思います。


(1)初めに、僕のLGBTに対するスタンス

自分は、LGBTに人たちに対して差別しません。また、態度を変えないことも約束します。
もし僕の知り合いにそういった方々がいたら、遠慮なく伝えてくださって構いません。

ただ、そのように考えが変わったのは、ほんの数年前です。すいません。
それまでは深く考えることもせずにそういった方々を毛嫌いしていました。

考えが変わったきっかけは、大学の教養科目で片岡洋子先生のジェンダーに関する授業を受けたことです。

その授業を通して、ゲイやレズビアンというのは国籍や血液型や利き手と同じように、本人の意志とは関係なく持ち合わせたスペックだということを心の底から納得しました。

例えば血液型の話をすると、A型は真面目でコツコツ派、B型は我が強いといった傾向があるとよく言われます。自分の友達を思い出しても、確かにそういった傾向はあるように思います。

しかし、そんな傾向はただの結果論です。

初対面の人と話をするときに、「この人はB型だから我が強いんだろうな」なんていっさい考えません。そんなこと抜きにして、その人の人間性だけを見ているつもりです。
B型の一般的傾向がその人にも当てはまっているかは、別問題ですから。

自分がLGBTの方々と接するときも、同じように考えています。
というかそもそも、「あの人はB型、あの人はAB型」とかいちいち覚えてないのと同じで、ゲイかどうかなんて気にしてません。
オーストラリアにいた間、「実は俺、ゲイなんだよね」とか告白されることが時々あったんですが、「いや、そんなの関係ないからわざわざ言わなくていいよ」って言ってましたもん。

しかし、まだ彼ら/彼女らへの風当たりが強いと言うことは、社会全体としてはそうなっていなんでしょうね。

そんなわけで、次回に続きます。


余談になりますが、授業の中で片岡洋子先生が、LGBTについて簡単にまとめられない理由を説明していました。印象的な内容で今でも強烈に覚えているので、メモしておきます。

性別と言うのは大きく分けて3つあります。

・生物学的な性別
・性自認
・性的指向

これらの男or女の順列組み合わせで8通り
・・・というわけではなく、それぞれグラデーションがあるとのこと。
つまり「男or女」とデジタル的にはっきりしているわけではなく、中間が無限に存在するため、もちろん組み合わせも無限大。

だから、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)なんて言葉で区切れるような話ではない、という話でした。


LGBTについて(2)

前回の続き。

今の日本はLGBTに対する風当たりが強い。そんな様子がドキュメンタリーでは描かれていました。

ただ、あの番組を見てひとつ思ったのは、「LGBTの人たち、周囲のことをビビりすぎじゃない?」ということです。
外では嵐が吹き荒れていると思い込んでいるように見受けられたのですが、実際は小雨くらいなのではないでしょうか?

これに関してはドキュメンタリーということで脚色があったと思いますし、きちんと統計取ったわけではないので、感覚的なことしか言えませんが、友達に「自分はゲイだ」などと告白して「でも、俺はお前に恋愛感情を持ってはいない」ってことをきちんと説明すれば、半分以上の人が分かってくれるのではないでしょうか?
日本人の大半が、その告白をきっかけにあからさまに付き合いを変えるなんて、さすがに考えられません。

その周囲との温度差に気付いて納得してもらえれば、LGBTの方々の苦悩を少しでも軽減できるかもしれません。
そういう思いもあって、前回の記事では「LGBT差別しません宣言」をしました。まぁ、アクセス限りなくゼロに近いんで、効果もほぼゼロなんですけど(笑) でも、みんながブログとかtwitterとかで同じような宣言をしたら、ものすごいパワーになるはずですよ。世論が表に出てこないのが温度差の原因なのですから、もう「日本人はシャイ」とか言ってる場面ではないでしょう。

ただ、そうはいっても簡単に告白できない事実はあるのだと思います。友達なら受け入れるのは比較的簡単かもしれませんが、両親は違う。ドキュメンタリーの中で北村祐介さんと増原裕子さんの両親が、息子/娘がゲイ/レズビアンであることを受け入れるのに時間がかかったということを話していました。友達に話せば、いつか両親の耳にも入る。そのことを恐れる気持ちはあると思います。


そんなわけで、特に結論はないまま次回へ。

LGBTについて(3)

バッシングされるの覚悟で書きます。
以前の投稿で「LGBT差別しない宣言」をしましたが、正直に言って、100%心の底から差別してないとは言い切れません。

自分としては差別していないつもりだったのですが、そんな自分自身を疑わざるを得ないエピソードがあります。


以前シドニーの街をぶらぶら歩いていたときのこと。
何も考えずにボーッと前を見るともなく見ていたのですが、バス停を通り過ぎたとき、ふいに視界に入ってきました。
そこにはベロンベロンにキスをしている2人の男。
その瞬間、「ゲッ、男どうしかよ」と反射的に思ってしまいました。


頭では分かっています。彼らを差別する理由なんてありません。
実際にゲイの友達もいますが、全然気にせず普通に付き合っています。

でも、反射レベルでは拒絶してしまう。これはもしかしたら、無意識にLGBTを差別している証拠?

この出来事以来、どっちが本当の自分の意見なのかよく分からなくなってしまいました。

自分でコントロールできる範囲では、LGBT差別"しない"に考えと行動を変えることができました。
しかし、深層心理の中では差別"する"のままかもしれません。差別"しない"に変わったのかもしれません。はっきり言ってよく分かりません。
その深層心理まで自分の手が届かないのが、本当にムズかゆいです。


こういった背景があるので、僕はLGBTを差別する人の意見に反論できません。自分もそっち側かもしれないからです。

LGBTではない自分でさえ、自分の気持ちに折り合いをつけるのに苦労しています。


本当に難しい問題なのだな、と思いました。
人間の価値観の根源にかかわる問題なので、完全に解決するまで、どれほどの時間がかかるか想像がつきません。


NONFIXの東小雪さんと増原裕子さん特集は続きがあるらしく、今でも取材が続いているそうです。
次回も楽しみにしています。

好きだった深夜テレビ番組

もうすぐ3月も終わり。4月に差し掛かろうとしているところですね。

4月といえば、番組改編期!
僕はテレビの深夜番組が大好きです。

「テレビはつまらない」という意見はよく聞きますが、ちゃんと探せば面白い番組はたくさんあります。特に深夜は、コアなファンをつかもうとエッジの効いた番組が多いので、アタリを見つければハマりますよ。

今回は、誰も得をしないことを承知の上で(笑)、僕が今まで見た中で特に好きだった番組を2つ紹介します!



●マツコの部屋(フジテレビ)

ディレクターの池田さんとマツコ・デラックスが、ゆるーいトークをしながら合間にシュールなVTRを見る、究極の脱力番組。

池田さんがボソボソとした声で、
真面目に言ってるのかふざけてるのか分からない口調で、
話のネタにもならないようなしょーもないことをマツコに話すのです。

例えば
「居酒屋とかで枝豆を注文するじゃないですかぁ。
確実に食べた後って”実”の分だけ減ってるじゃないですかぁ。
なのに、殻入れの方が大きくなるじゃないですかぁ。
何でですかね、あれ」

最初のうちはマツコも怒っていたものの、池田さんから薄い返事しか返ってこないため、途中から諦めて仕方なく自分から話を広げるようになりました。

合間に流れるVTR(10秒くらい)というのは、例えば、

・腰から上だけのマネキンに阪神タイガースのユニフォームを着せ、「上阪神」とテロップが出るだけのVTR
・砂場でコロコロをやるVTR
・天狗とピノキオの人形を向い合せ、両方の長い鼻をビニールテープで縛るVTR

このしょーもない15分が楽しみで楽しみでしょうがなかったです。

低予算であることを逆手に取った(マツコもギャラ一本5000円と番組中に公言 笑)、斬新な番組だったと思います。


●家、ついて行ってイイですか?(テレビ東京)

「タクシー代払うので、家、ついて行ってイイですか?」
終電を逃した人たちに番組スタッフが話しかけ、家まで送ってあげる番組。

家に着いて中に上がると、部屋の中にはギターやMDなどが。
スタッフが「ギター弾くんですか?」と話しかけると、その人が昔追い求めていた夢などを自然と語り出す訳です。
番組スタッフが「話して下さい」とお願いしているわけではないのでしょうが、カメラを向けられると自然と語りたくなるのでしょうね。
普段は働いているサラリーマンの方々ですが、仮面の下に隠れている優しい顔がふと垣間見える瞬間がたまりません。

事前準備もないから部屋の中もいい感じに散らかっていて、「その人らしさ」を見ることができます。

たったの4回で終わってしまった、僕の中では伝説の番組です。


本当は「ウレロ☆未確認少女」というテレビ東京の番組についても書きたかったのですが、長くなりますし、その前に構成作家のオークラさんについて語らないといけないので、またの機会に。


来月からどんな番組が始まるか、楽しみですね~。

僕が James Brown に惹きつけられるワケ

オーストラリアにいた時、僕の自炊メニューは
・トマト煮込み
・モスマンカレー
・回鍋肉
・親子丼
のローテーションでした。どれもフライパンに肉と野菜と調味料をぶっこむだけでおいしいご飯のおかずになるから、楽ちんでした。

でも、日本のスーパーではその調味料が売ってない!
仕方なく Kaldi みたいな輸入食品屋に行くのですが、いかんせん高い。でも、他に手に入れる方法がないので、買いました。

モスマンカレーに至っては、売ってない。アマゾンで探しても見つからない!
今はオーストラリアからバックパックに背負って持ってきたのを、大事に大事に使っています。
インド食材店あたりに行けば買えるのかな~。知ってる人がいたら教えてください。

左から、回鍋肉の調味料、モスマンカレーのペースト、ココナッツミルク
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↑深い意味はありません(笑)


やっと本題に入ります(ここまでが前フリになっていて、最後に伏線回収する・・・なんてことすらもありません (汗))


James Brown の話です。以下、JBって略します。

自分は2年くらい前まで音楽には全然興味がなかったのでほとんど聞かなかったのですが、JBを聞いてから虜になってしまいました。それから他の色々なミュージシャンの音楽を聴いているのですが、(JBへの思い入れが強すぎるという理由があるとはいえ)彼を超えるミュージシャンに出会えません。
今日は、なぜ僕がJBにそこまで惹きつけられるかを書きたいと思います。(JBに出会うきっかけになった在日ファンクってバンドについても語りたいのですが、また時間のあるときに)。


僕がJBのどこに魅力を感じるのか。

一言でまとめると「音楽であって音楽でないところ」です。


これは音楽に限らず、映画、テレビなどのエンターテイメント全般における僕の好みなのですが、枠の中に収まっているものには魅力を感じません。「音楽」「映画」という言葉には収まりきらず、表に見えている部分の向こう側に、見えないパワーの存在が感じられるものに惹きつけられます。

JBの「表に見えている部分」というのは、、、

例えば歌。もちろんうまいです。文句のつけようがありません。
演奏。言うまでもなく、カッコいいです。
ダンス。楽しいです。目が釘付けになります。

でも、それは核心の部分ではありません。
一番大事なことは、黒人が差別をされて迫害を受けている時代に、一人の黒人が白人の人気も集め、歓声を浴びているということだと思います。
つまり、JBがステージの上で歌って踊っていること自体に意味があるのです。
極端な話、JBが歌わずにそこにいるだけで、圧倒的な力が存在するのです。

僕が初めてJBのライブ映像を見たとき、当時の時代背景を全く知らないにもかかわらず、そういった「見えないパワー」の存在を感じました。
この人、ただ人気者になりたいから歌って踊っている訳じゃない、と。
JBの強い思いが、歌やシャウトやダンスからあふれ出して、ディスプレイを通じて伝わってきました。
歌詞の内容なんてもちろんどうでもいい。Sex Machine とか I Feel Good とか意味のないことを言っていても成立している。むしろ、歌詞に意味がない分、JBの存在が際立ちます。

それまで音楽については耳から入ってくるドレミファソにしか興味が向いていませんでしたが、それだけじゃないということを教わりました。文章と同じように、音楽にも「行間」が存在することを。


気付いたら、JBのCDやDVDを買いあさっている自分がいました。

できればディスプレイを通じてではなく、生で彼の姿を見てみたかったものです。


ちなみに蛇足ながら、僕の好きな在日ファンクというバンドの魅力をちょこっと語らせて下さい。
JBの場合は、歌、演奏、ダンスが上手という部分が「洗練されたエンターテイメント」として入口になっていて、そこから「時代背景」という深い世界につながっている、というのは先ほど触れました。
で、在日ファンクはその「JBの洗練されたエンターテイメント」だけを取り出して、自分流に発展させている部分がとてもユニークです。「音楽を聴いている」って思いを忘れさせてくれて、ただただ楽しさだけが残ります。
最近のJ-POPはどれも「音楽ってこうやればいいんでしょ?」的な思いが透ける見える気がして、みんな同じ曲に聞こえてしまうのですが、在日ファンクはそことは一線を画していると思います。
さらに、JBの時代とは全く時代背景が違うにもかかわらず「JB流」でやっているため、根本的な矛盾が生まれ、それが強烈な個性を生み出していると思います。しかも、それを狙いではなく、本気でやっているところがいい。
「爆弾こわい」「きずをもっともっとつけてほしいの」などと深い意味のない歌詞を歌い上げながら、ハマケン(ボーカル)がステージ上で縦横無尽にダンス&シャウトしている姿を見ると、思わず「お前、何ひとりではしゃいでるんだよwwww」とツッコまずにいられません。その突き抜けてるところがコミカルで、見ていてワクワクするし、愛着が湧くのです。

何も楽器は弾けないし、音楽も全然詳しくない自分ですが、長々と語ってしまいました。

JBについてはCD、DVD一枚一枚書きたいことが山ほどありますし、在日ファンクについてはこれ以外にもたくさん魅力がありますし、この前行ってきたライブの感想も書きたいのですが、キリがなくなるので一旦ここで終わりにします。

以上、ポール・マッカートニーを聞きながら書いた記事でした。